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      <title>ネーミング次郎のネーミングコラム</title>
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      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2012</copyright>
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         <title>ソーシャルゲーム「グリー」</title>
         <description><![CDATA[今や飛ぶ鳥をまとめて落とし、ＣＭでテレビ局のフトコロをうるおし、デイトレーダーをくぎ付けにするグリー。東北大震災もユーロ債務危機もこの国のアホな経済政策も、みーんな無関係にして<a href="http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3632.T&ct=z&t=5y&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130,s&a=v">株価の勢い</a>は止まりません。

同じゲーム関連でも最近の<a href="http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=7974.O&ct=z&t=5y&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130,s&a=v">任天堂の株価</a>とは正反対ですね。市場はなんて正直なんでしょう。もう専用ゲーム機でゲームをする時代じゃないという判断。数年前、あれだけ勢いがあり、この<a href="http://www.naming-ya.com/column/2008/05/dsw.html">コラムでも取り上げた</a>ことのある任天堂がこんなふうになるなんて、島田紳助の引退と同じくらい予想もできませんでした。

グリーは、いつか読んだ日経の記事によると、売上高利益率が何と91%という信じられない数字です。原価になるのは家賃とサーバー代だけ。そりゃあんなにＣＭも打てるはずですわ。昨日食べた700円のラーメンの原価が、6円ちょっとだったらどうですか。現実には刻みネギにもなりませんぜ。真っ当な商品を作るメーカーの人間から見れば、打出の小槌を手に入れた会社のように見えるでしょう。まぁ、ＩＴやデジタルサービスはこういう成功があるから面白いともいえるんですけどね。

でもこれだけ儲かっていると、英語圏の国だとしたら、そのネーミングにひっかけて“GREED”(強欲という意味)と揶揄されて呼ばれるんじゃないでしょうか。無料で会員を集めながら参加者の弱みにつけこんでアイテム課金をしていくというやり方、そして対象の大半が子供や青少年であることなどから、よけいにそう思ってしまいます。ウォール街のバンカーやヘッジファンド連中がそう非難されていたように。

<a href="http://movie.goo.ne.jp/movies/p857/">映画「ウォール街」</a>でマイケル・ダグラスは“Greed is good! Greed is right! ”と叫び、結局はインサイダー取引で逮捕されてしまいました。その続編で今年、日本公開となった<a href="http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD16157/index.html">「ウォール・ストリート」</a>では、長い投獄から出たダグラスが、不動産バブルに沸くアメリカ(つまりリーマンショック前のアメリカ)で目一杯のレバレッジをかけ数々のデリバティブを駆使して公然と大金を儲ける連中を見て、“I once said Greed is good. Now it seems it’s legal” (かつて私は「強欲は正しい」と言ったが、今や「強欲は合法」になった)と皮肉りました。俺は逮捕されたのに今の奴らは何だ、というワケです。

さて、同業でありモバゲーを運営するDeNAがプロ野球チームを買収したし、この業界の勢いは止まる気配はない・・・と思うのが一般的でしょうが、実は個人的には先行きどうかと思う部分もあるんですね。それはまさに“legal”の問題。つまり未成年の子供たちや若者が知らず知らずにどんどんお金を使ってしまうことが社会問題になり、法的規制が入ってしまわないかということです。何年か前のサラ金の過剰債務問題、昔のダイヤルQ2問題のように。もし規制が入ったら、一気にしぼんでしまう可能性だってあるわけです。まぁ、貧乏人のやっかみで終わればいいんですけど。

最後になってしまいましたが「GREE」のネーミングは、6次の隔たりを意味する「Six Degrees of Separation」という統計学・社会学の仮説から名付けられたとのこと。「人は自分の知り合いを6人以上たどっていくと、世界中の人とつながりを持っている」という説です。その“Degrees”から“gree”の部分だけを抜き出したらしいです。

一般的にネーミング作業は、意味を凝縮させていくことが多いけど、これはほんのちょっとだけツマんだ感じで全体の意味はまったくわからないし、正直、あまり説得力も感じませんね。口当たりのいいところだけテキトーに見つけた・・・失礼ながらそんな感じがしてしまいます。

<a href="http://www.gree.co.jp/corporate/origin/">●GREE 始まりと由来</a>]]></description>
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         <pubDate>Fri, 02 Dec 2011 01:19:50 +0900</pubDate>
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         <title>靴修理店「ミスターミニット」</title>
         <description><![CDATA[この店、便利ですねぇ、助かりますねぇ。靴のかかとがすり減ったときなど、僕もたまに利用させてもらってます。見てるとヒールを直す女性客が大半を占めているんですけどね。景気低迷で、買い替えよりも１つのモノを長く大切に使う時代だからでしょうか。最近、なんだか店舗が増えてきた気もします。

戦後、東京近郊の個人職人がひっそりと始め、1人２人とコツコツ顧客を増やしてここまで発展してきたんだろうなぁ・・・などと勝手にイメージしていたら、発祥はベルギーのブリュッセルというじゃないですか。これは知らなかった。全然知りませんでした。

同じ職人でも元はヨーロッパ職人の店だったんですね。それにしてはロゴマークの<a href="http://www.google.co.jp/imgres?q=%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%83%83%E3%83%88%E3%80%80&hl=ja&rlz=1T4GGLL_jaJP343JP343&biw=1139&bih=589&tbm=isch&tbnid=WVJ-xG2JaeIi_M:&imgrefurl=http://shopblog.parco-fukuoka.com/web/shop/shop6113/news/&docid=KQQPMG3RNX5_mM&imgurl=http://shopblog.parco-fukuoka.com/web/shop/shop6113/assets_c/2010/03/2F_mrminit-thumb-280xauto-90.jpg&w=280&h=281&ei=B8W8TpPhHYfumAXEjsWYBA&zoom=1&iact=hc&vpx=211&vpy=130&dur=252&hovh=224&hovw=224&tx=173&ty=127&sig=105229651740745508738&page=1&tbnh=129&tbnw=127&start=0&ndsp=20&ved=1t:429,r:1,s:0">イラストの顔</a>がやけに日本人っぽいぞ。タッチはアメコミっぽいけど、この顔はどう見ても日本人だろ。一応、フレッド君という名前だそうですが、よしお君という名前で「サザエさん」に出てきてもおかしくないような顔に見えてしまう。それとも日本向けにイラストを多少変えたんでしょうか。

こういった職人産業はグローバル化しにくい気がするし、かなり例外だと思います。床屋とかクリーニング店で世界中に店舗を展開しているような例は聞いたこともないし。創業者だって、まさか極東の島国でこんなに店が増えるなんて思ってもなかったでしょう。ただ世界展開ブランドですが、経営的には数年前から日本はアジア・パシフィック部門会社としてヨーロッパ本部からは独立しているようです。

ベルギーはたしか公用語はフランス語とオランダ語ですね。でもMISTER(ミスター)というのは、英語ですよね。フランス語はMONSIEUR（ムッシュ）でしょ。オランダ語では何ですか。いずれにしてもなぜ英語のネーミングしたんだろうか・・・と思っていたら創業したのはアメリカ人だそうです。・・・なるほどねぇ、と頷いていたら、創業時のネーミングは「タロン・ミニット」で、タロンはフランス語で「かかと」「ヒール」の意味だそうです。で、その後、全世界の統一商標として1965年に「ミスターミニット」にしたとか。日本に上陸したのは1972年です。

あと意外に気づかないことですが、「ミニット」の表記はMINUTEじゃなくてMINITです。時間の「分」の単位であり「早い」を意味する正確な英語は前者ですが、読みやすくわかりやすくするために変えたとのこと。世界展開を意識したときにそうしたんでしょうね。つまりミスターミニットとは、“素早いおじさん”です。今、そう書いたとたん、いつか下ネタに使われそうな気もしてきました。さらにその上を指すコトバとして「ミスターセコンド」とか。

ミスターミニットは合鍵も作ってくれます。せっかくこれだけブランドが根づいているんだから、洋服修繕のスピードサービスに乗り出すとかはないんですかね。ネーミングはやっぱ「ミセスミニット」で。(もちろんウケ狙いの発想なので本気にしないように）。ただ革製品全般のクリーニングとして「リ・ボーテ」というサービスを始めました。日本が独自で立ち上げたサービスですが、こちらのネーミングはなぜかフランス語。「ボーテ」というのは英語の「ビューティ」です。「レザーミニット」とか「ビューティミニット」にはしなかったんですね。たしかに、早さを売り物にできる作業工程じゃないもんなぁ。

●<a href="http://www.minit.co.jp/">ミスターミニット　ホーム</a>]]></description>
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         <pubDate>Mon, 07 Nov 2011 15:09:16 +0900</pubDate>
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         <title>通り「バスケットボールストリート」</title>
         <description><![CDATA[この9月に突然、渋谷センター街が「バスケットボールストリート」なんていう名前に変更されることを聞いたとき、一般の人はどう思ったでしょうか。 「はぁ？」ってな感じじゃないでしょうか。

変更の目的は、危険でコワイ場所というイメージを払拭するためだそう。うん、その気持ちはわかる、わかるけどね、あまりにも突然変異すぎやしませんか。親とか教育者から見れば良かれと思っても、当の若者たちは「フン！」と鼻で笑うでしょう。少なくとも僕が尊大なるハタチの頃なら、そうしたはず。不意打ちのような発表でしたが、あまりにも現実との距離が遠すぎて、ヘタなパンチみたいにむなしく空を切ってしまった感じです。

だいたいなんでバスケットボールなの？渋谷ともセンター街とは何の関係もないじゃん。不良行為に対してスポーツをもってくること自体が、昭和の青春ドラマ的で古すぎませんか。最終的にネーミングを決定した人と、不良少年たちにスポーツを強制する時代遅れの熱血教師がかぶります。1970年代なら話はわかるけど、今じゃ「なんかアタマ悪そう」と渋谷ギャルに言われてオシマイのような気がします。今さら夕陽に向かっては走れませんよ。

それに僕なんかはバスケットボールなんて聞くと、むしろ黒人スラム街のほうがイメージとしては重なりますね。貧困地域のストリートじゃヒップホップかバスケット。健全どころかきわめてデンジャラスなイメージ。そしてタトゥーを入れた黒人の若者たちの娯楽。“黒人5人に女性が襲われそうなシーンに出会ったら、どうしたらいいか？”・・・・答えは“バスケットボールを投げる”なんていうジョークも聞いたことあります。NBAのスター選手にもスラム育ちは多いですね。

ネーミングを発表したのは地元の商店街振興組合ですが、そういったあたりのことは考えなかったんでしょうか。安易に「健全」→「スポーツ」→「通り(ストリート)にいちばん近いもの」→「バスケットボール」→「ハイ、拍手。決定！」という具合に、硬直したアタマで考えた結果のような気もします。学生時代の昼間のかなりの時間をここで過ごした元渋谷少年はそう感じました。

しかも日本じゃ、失礼ながらバスケットボールって、マイナースポーツでしょ。BJリーグ（日本のプロバスケットリーグ）を見てる人なんて僕の周りには誰もいません。ってか、そもそもその存在を知っている人がどれだけいるのか。総理大臣のフルネームとBJリーグ選手の名前の両方を言えるコギャル（死語！）がいたら、尊敬しますよ。

そんなこんなで、看板の強引さというか、空気読めない感というか、宙に浮いている感というかが、実際に渋谷に来てこの通りの<a href="http://makes-tanaka.up.seesaa.net/image/P1020600.JPG">入口の看板</a>を見ての感想でした。ちょっと前、近くの宮下公園が改修と同時にナイキがスポンサードをする話があり、それと何か関係あるのかもとも思ったけど、入口にはスポルディングのボールがディスプレイされているから無関係そうですね。

あともし万が一、万が一ですよ、仮この名前が定着したとしたら、なんでも短くして言う今の時代は何と呼ばれるのか。バススト？バス通り？バスリート？　そんなことも気になりました。ちなみに僕はスマートフォンのことを「スマホ」なんて呼ぶことにちょっと恥ずかしさを感じてしまいます。なーんか「ラブホ」みたいじゃん、て。・・・・・失礼しました。

●<a href="http://hara19.jp/archives/8921">渋谷センター街が「バスケットボールストリート」に改名</a>]]></description>
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         <pubDate>Tue, 25 Oct 2011 12:42:07 +0900</pubDate>
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         <title>タコ焼き店「築地銀だこ」</title>
         <description><![CDATA[「築地」を名乗っているけど、発祥は群馬。タコが獲れるどころか、海もありません。タコ焼き屋さんだけど、ナニワとは全く無関係。それなのになんでこんなに店舗が増えてるんでしょうか。スーパーとかのテナントによく入っていますね。香港やシンガポールにも進出しているようです。

「銀だこ」というのは、タラに銀ダラがあるようにタコにも銀ダコという種類がありそれを使ってるから・・・ではなく、銀座からネーミングされています。たしかに銀座の名にふさわしい値段のような気がします(銀座が付いたネーミングについては<a href="http://www.naming-ya.com/column/2010/08/post_66.html">こちら</a>)。ナニワタコ焼き道のおばちゃんから見れば、ありえへんやろ、という感じです。しかもこのデフレ時代にや。でもこれだけ店舗が増えてるということは、それ以上に美味しいんですかね。食べたこともないのにエラそうに言ってすいません。

築地魚河岸のように新鮮で良質なタコを使い、銀座の街で人気となりました、という仮想ストーリーをネーミング化したんですね。銀座の恋の物語ならぬタコ焼きの物語か。でもこれ、今だったら、はたして商標がとれるかどうか。たぶん難しいと思いますよ。理由は、数年前から地域団体商標制度ができたからです。

これは簡単にいうと地域名が付いた商標(たとえば「夕張メロン」など)を取得するには、過去にその地域に根づいた実績と知名度がちゃんとないと認めもてもらえないというもの。群馬で「築地銀だこ」という名前で始めても、商標登録は認めてくれないんです。もちろん現在の「築地銀だこ」はちゃんと商標は取得しています。創業も申請もずっと前で、当時は何も問題なかったからです。

だからといってもね、群馬で創業したのに「築地銀だこ」というのは、あんまりじゃないの？というのが、一般的な感想じゃないでしょうか。<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AF%89%E5%9C%B0%E9%8A%80%E3%81%A0%E3%81%93">Wikipediaを読むと</a>、“銀座に店を出すという夢を込めて”銀だこと名乗ったとありますが、夢だけで勝手にそんな名前を付けていいのか。じゃあ夢があれば「ハリウッドお好み焼き」でもいいのか。そんな感じではないでしょうか。ただここの社長は、何年後かにちゃんと銀座本店なるものを作ってしまったからエライ。事実化してしまったんです。一方、もうひとつの築地の名は“築地で仕入れる”なんて夢は特になくって、“魚河岸の活気”“新鮮な素材を使っている”といった程度の理由だったみたいです。

さて、この築地銀だこの会社(ホットランドという)、先日、本社を創業以来の群馬から宮城県石巻市へ移すと発表してました。東北大震災で被害を受けた地の復興のためだそうです。こういう決断をする会社の社長だからこそ、出身地とも創業場所ともまったく関係ない大阪庶民の食べ物のタコ焼きを、こんなにも大々的にチェーン化できたのかも。やっぱり志と覚悟がそんじょそこらの起業家とは違うんでしょう。これだけどこに行ってもあると、タコのことをDevil Fishと呼び毛嫌いするイギリス人などから見たら、おぞましい光景かもしれません。

●<a href="http://gindaco.com/index.html">築地銀だこホーム</a>]]></description>
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         <pubDate>Tue, 20 Sep 2011 17:09:54 +0900</pubDate>
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         <title>急速充電器「チャデモ」</title>
         <description><![CDATA[多くの中年男性には、バカき日々のナンパ（ごっこ）を思い出してしまうネーミングではないでしょうか。「声をかけるは一瞬の恥、かけないは一生の恥」という誰かの忠告に従い、街でこの言葉を連発した日々。ああ、恥ずかしい・・・恥ずかしすぎる・・・。でもね、その頃の知り合いには、今、国会議員になっている奴だっているんだよ。

まさかこの言葉が、未来の象徴である電気自動車（ＥＶ）の充電器のネーミングとして現われるとはビックリです。表記は「CHA de MO」。正確に言うと、日本が規格する急速充電器の商標名。国内自動車メーカー４社と東京電力により主導されたもの。最近、街でもたまに見かけるようになりました。すでにアメリカでも大量採用されることが決定しました。アメリカをナンパすることに成功したんですね。国際標準になる日も近いかもね。

ホームページにはネーミングの意味として<strong><u>＜「Charge de MOve = 動く，進むためのチャージ」，「de = 電気」，また「クルマの充電中にお茶でもいかがですか」の３つの意味を含んでいます」＞</u></strong>とあります。あのー、最後の意味は一体何ですか？どうみてもムリがあるでしょ？たんなるこじつけでしょ？・・・と思っていたら、充電するのに30分もかかるとのこと。そりゃ、茶でもしてないともたんわ。そこのカノジョ、一緒にどう？ガソリンのようにあっという間に満タンとはまだいかないからさ。でも、これでも一応“急速”充電器なんですよ。う～ん、電気自動車の普及にはまだ時間がかかりそうです。他にも走行距離とか、値段とかもあるけれど。

それにしても多少ウケ狙いというか、話題狙いがあるとはいえ、自動車業界と東京電力がこんなネーミングを採用したのは意外な気がします。当然のことながら、最初から国際標準にするという目的はあったはずで、ネーミングについてもそこまで想定したことは間違いありません。せっかく先進技術をもちながらガラパゴス化してしまい、世界での競争に負けた携帯電話のテツを踏まないようにしないといけないし。その場合、一般論としては英語読みに近いコトバにしがちです。

で、仮に国際標準とか世界的製品になったとしても、「チャデモ」というのは、けっこう発音しにくい国の人も多いんじゃないでしょうか。特にヨーロッパなんかには。特に「チャ」の部分は。フランス人なら「シャデモ」と言いそうです。CHANELを「チャネル」とか呼んでしまう田舎のおばあちゃんの逆ですね。

余談ですがお茶は、言語によって、チャ、チャイ、ティー、テ、テー、シャー…などといろいろ呼ばれますが、日本語の「茶」も含めて語源は東洋も西洋もみーんな同じですね。

<a href="http://www.chademo.com/jp/">●CHA de MO ホーム</a>]]></description>
         <link>http://www.naming-ya.com/column/2011/09/post_84.html</link>
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         <pubDate>Thu, 01 Sep 2011 11:08:07 +0900</pubDate>
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         <title>カツラ会社「アデランス」</title>
         <description><![CDATA[前回のダイエットネタに続いて、今回は男のコンプレックスネタを。
　
この７月から、カツラのアデランスが、再び社名を元の「アデランス」に戻しましたね。確か昨年「ユニヘアー」に改名したんですが、やっぱりそれじゃわからん！となったようです。もっともそういった流れには、筆頭株主の<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%82%BA">スティール・パートナーズ</a>の弱体化なども関係しており、創業者が再び代表取締役として返り咲くにあたって、社名も回帰することになったわけです。

既に70代にもなるこの創業者は、「ユニヘアーへの社名変更が我慢ならなかった」とも述べていました。なんだ、マーケティング的な合理性よりも、単なるドロドロした権力闘争の結果じゃないの。さすがに一代で城を築きあげた人物は、トシをとっても縁側でのんびり茶などすすってません。でもこういった“死ぬまで肉食系”の生き方を少しは学ばんだほうがいいのかもね、今の日本人は。

ユニヘアーは結果的に非常に短期間の、ワンポイントで出てくるピッチャーのように短命だったので、浸透する間もなかったという感じです。でも試合に勝つために投入したのに結局は大負け。昨年度は大赤字。というわけで、一応、アデランスに戻す理由があったこともまた確かです。

さて、アデランスは誰でしょう、ではなく、アデランスは何の意味でしょう。・・・答えは“くっつく”とか“はりつく”という意味。単純に“かぶせる”だけのカツラじゃないぜ！ということなんでしょう。では、アデランスは何語でしょう。・・・答えはフランス語。語感からすると英語っぽいんですけどね。なんでフランス語にしたのかはわかりません。やっぱりお洒落ならパリだよ！フランスだよ！たとえカツラだって！と思ったのかもしれません。

カツラとしてはもうひとつ、アートネイチャーがあります。片や堂々と「くっつける」ことを謳い、片や「NATURE」（自然）を宣言する。対象的ですね。ちなみにこの２つの創業者は、もともと名古屋にある同じ会社の出身という因縁関係にあります。独立したのも、同じ頃。そして過去には、技術の争いから長～い裁判になったこともあります。今回の社名の回帰といい、近親憎悪と骨肉の争いがけっこうあるんですね。

いずれにしても日本のカツラ市場は、この２つで大半を占めているはず。さて西山審議官はどっちでしょう。先日、不倫がバレて更迭された経産省の人です。くっつけるほうですか、自然のほうですか。いずれにしても愛人にカツラをバラされるとは、いくらハーバードを出ていようが、滑稽なほど悲しい。というか息を殺して笑いたくなる。まぁ、それまでの<a href="http://1.bp.blogspot.com/-JEb3Iq0YHnI/TZHwqA57LcI/AAAAAAAABag/9o3cmekH9kw/s1600/ce1df8b2-s-580x325.jpg">会見映像での生え際</a>あたりを見れば、一目瞭然でしたがね。
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         <pubDate>Mon, 01 Aug 2011 11:35:26 +0900</pubDate>
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         <title>サプリメント「なかったコトに！」</title>
         <description><![CDATA[ドラッグストアでこんなネーミングの商品を発見。ダイエット用のサプリメントです。そうだよな、そうだよね、それができればね、とうなずいてしまいました。

人はなかったコトにしたいことだらけ。居なかったことに、言わなかったコトに、浮気しなかったコトに、結婚しなかったコトに・・・。日本相撲協会なんて、税制優遇を受けながらも何十年間も八百長がなかったコトにしてきました。伝統的アホでしょ。

というわけで、愚かな人間の本心をズバリ指摘したようなこの商品。けっこう手をのばす人も多いんじゃないでしょうか。ダイエットは、特定な人間にとっては、根深いだけでなく切羽詰まった問題。溺れる者は藁をもつかむ。薄毛人間はリーブ21への電話をもつかむ。痩せたい人間は、何の根拠のないタレントダイエット本であろうが、ビリー隊長のＤＶＤ（すでに遺物）だろうが、話題のものはなんでもかんでもつかみまくります。

まぁ、後からサプリメントを飲むだけで、その前の食事をなかったコトにできるなら、こんなありがたいものはないです。僕だって、ラーメン二郎を食べた後は黒烏龍茶を飲みます。商品への期待値は、おのずと高くなるでしょう。ただたとえ効果がなかったとしても、メーカー側は言い訳できるようなネーミングにしていますね。「なかったコトに！」はただの掛け声言葉であって、決して商品の効果を約束しているものではないですから。そこらへんが、ユーザーから見ればうまいというズルイというか・・・。ネーミング制作者から見ると、当然の表現方法なんですが。

実際は、ダイエットの気遣いをしている人は、太ってない人が大半です。少なくとも僕が知る限りでは、なかったコトになんかする必要のない人ばかりです。過剰に気にしているだけとか、予備的にやっているとか、生活に緊張感をもたせるためとか。ちまたのオバタリアン（古いけど、これ以上適切なコトバがいまだに発見されていない）は、そんなデリカシーは持ち合わせていないでしょう。電車の中でもときどき見かけますね、シートの狭いすきまに無理やり座ろうとする太った女性。おい、アンタのでっかいお尻はここには入らないぜ、と心の中で叫んでも、平気でグイグイとねじこんできます。

ただそれでもアメリカ人なんかと比べると、日本人の肥満なんてかわいいもんだと思いますよ。向こうに行くと、ときどきスン～ゴい体型の人がいますよね。特に都市の郊外とかに。アフリカの子供たちから見れば、象よりもはるかに珍しい生き物です。まぁ、あんな食生活をしていれば当然ですけどね。どう見ても金魚鉢にしか思えないような容器でコーラをガブガブ飲みながら、標高50cｍくらいのフライドポテトの山を平気で食べているんだから。そんな人たちは、なかったコトになんていう自戒も反省もなく、生きているんでしょう。こんなネーミングの商品を出されても、全く興味も示さずポテトのおかわりをするんでしょうね。

●<a href="http://www.graphico.jp/nakattakotoni/">【公式サイト】なかったコトに！</a>]]></description>
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         <pubDate>Wed, 20 Jul 2011 11:27:30 +0900</pubDate>
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         <title>マッサージ店「てもみん」</title>
         <description><![CDATA[このネーミング、まったく知らない人が聞いたら、ちょっとウフフなニュアンスじゃないでしょうか。違う方面のマッサージ店だと思う人もいたりして。ま、今は、すっかり定着してきたので（少なくとも都内では）、誤解を受けることはありませんが。ちなみに僕の場合、最初見たときは、“地方の民芸品店みたいだな”と感じた記憶があります。似た言葉の「おてもやん」を連想したのかもしれません。

ひらがなの４文字がミョーにシズります。文字の柔らかさがそそります。手でもむから「てもみん」。「てもみ」じゃなくて「てもみん」と愛称化。ムーミンじゃないよ、フーミンでもないよ、てもみんだよ。誰でも考えられるようなド真ん中だけど、けっして棒玉じゃないネーミングだと思います。マッサージ女性の直の手の感触まで伝わってくる感じかな。これに比べたらヨコ文字のお店のネーミングなんて、温泉宿にあるマッサージ機のように無機質な感じしかしません。コインを入れて機械的に動くだけ。あるいはガサツな白人女性と、きめ細やかで親切な東洋人女性の違いのようだとも言いかえられます。

個人的には、このネーミングのイメージに合う女性を制服姿のまま街頭か店頭に立たせて、プロモーション(ビラ配りや呼び込み)をやらせてみたら、と思います。たしかいちばん短いコースで10分1050円。仕事と家庭のストレスでくたびれたオヤジどもには、効果てきめんじゃないでしょうか。人生砂漠でのつかの間のオアシスですよ。どうですか、そこのお父さん。キャバクラで浪費するよりは、全然いいですよ。でも、健康マッサージだけだからね。

日本の今後を考えると、こういったオジサン産業は、まだまだポテンシャルがあるでしょうね。少子化で子供は減っているけど、高齢者はどんどん増えていくわけだから。疲れ果てた中高年の男性には、やっぱ、てもみんのようなアナログ的な響きのネーミングは利くと思いますよ。

最近では、便乗ネーミングもでてきているようです。たとえば耳そうじ専門店の「みみくりん」。耳そうじ→耳クリーン→みみくりん、といったところです。噂によると「て○きん」なんていう、そのものズバリの下半身マッサージ店もあるらしい。そりゃ、商魂たくましいフーゾク系の人がほっておかんでしょう、このネーミングのシズル感は。

ついでにいうと、てもみんを経営しているのは、「グローバルスポーツ医学研究所」という会社。こちらはずいぶんと先進的なネーミングの社名で、てもみんとは対極といえます

<a href="http://www.global-sports.co.jp/top.html">●てもみんホームページ</a>

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         <pubDate>Fri, 01 Jul 2011 13:15:46 +0900</pubDate>
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         <title>政党「みんなの党」など</title>
         <description><![CDATA[日本に来る中国人が驚くことの1つが、人々やマスコミが平気で政党や政治家を批判することだそうな。ま、中国は一党独裁だからそんなこと無理というワケ。ということで今回は、政治の中味はともかくとして、ここ数年でできた政党名(政策集団も含めて)について図に乗って批判してみます。自民党と民主党という二大政党に挟まれた小政党名です。

・「みんなの党」
NHKの番組タイトルみたいです。なんか子供に語りかけているようですね。政策については説得力もあり(実行力は知りませんが)、知的レベルが高い印象をもつのに、それがこのネーミングでどうなのよ、と思います。頭のいい学者さんが、幼稚園児のコスプレで喋っているような印象をもちます(渡辺喜美さん、コスプレ似合いそう)。アジェンダという難しい言葉を連発する姿と、みんなの党というネーミングがあまりにも乖離してませんか。だいたい民主主義において、政治や政策が100%の「みんな」に受け入れられることなんてありえないでしょ。にもかかわらず安易に言い切ってしまうところに、嘘臭さが漂います。ちなみに英語表記は「Your Party」。

・「さいこう日本」
最近自民党内でできた政策集団。“再考”と“再興”と“最高”の掛け合わせ。個人的に言うと、こういうネーミングはうんざりです。天国から清志郎に♪うんざりBabyうんざりBaby～と歌ってほしいくらいです。まずこういったコトバ遊びを政党(この場合は政策集団ですが)のネーミングにすることがそもそも間違っている。さらに当人たちがそのネーミングができただけで満足している姿が想像できてしまい、気に入らない。どや、エエやろ、と無神経なオヤジが自画自賛していそうでイヤですね。ついでにいえば、今回の大震災をネタにしているところも嫌いです。余談ですが、ちょっと前には通称「せんたく」という政治運動組織もできましたね。“洗濯”と“選択”の掛け合わせ。中心人物であり元三重県知事でもある北川さんを僕は決して嫌いではないですが、このネーミングも本人たちの満足感が鼻についているようでイヤです。

・「国民新党」「新党日本」「新党改革」「新党大地」
いくら新党！とコブシを上げてつくっても、むなしく感じないんでしょうか。馬と鹿と政治家の1つ覚えのように思えてしまいます。そもそもきちんとした政策や主張もなく、その裏付けとなる勉強もせず、政治家が政局絡みの中で自分の存在感を誇示するためだけに作ったことが、ネーミングのイージーさに出てますね。お米だって、1年もたてば新米が古米に格下げされるんですよ。もう何の新鮮さもありません。

・「たちあがれ日本」
石原慎太郎さんがネーミングしたらしいですが、これはけっこう好きです。当初、メンバーが老人ばかりで「たちあがれない」とか、「立ち枯れ」だとか、さんざん突っ込まれてましたが。ただ杉村太蔵とか中畑清とかを候補にしたのは、いただけなかった。あれで一気に落胆しました。

・・・と、いろいろと勝手なことを述べましたが、政党名というのは、正直、難しいのも確かです。存在感を出すには平凡過ぎてはいけないけど、あまり個性的にするとキワモノになってしまうからです。消耗スピードも速くなります。昔あった「サラリーマン新党」とか「スポーツ平和党」みたいに、ニッチで勝負するなら別ですけれど。

次の衆院総選挙まで、満期を迎えてもあと2年ちょっと。二大政党からスピンオフする人たちも出てくるでしょう。分裂、独立の可能性も高い。それまでにまたいくつかの新しい政党名が生まれるはずです。

●<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%94%BF%E5%85%9A%E4%B8%80%E8%A6%A7">Wikipedia 日本の政党一覧</a>]]></description>
         <link>http://www.naming-ya.com/column/2011/06/post_79.html</link>
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         <pubDate>Sat, 25 Jun 2011 13:04:22 +0900</pubDate>
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         <title>格安航空「ピーチ」</title>
         <description><![CDATA[先日、全日空がLCC(ローコストキャリア、つまり格安航空のこと)として発表したブランド名。「Peach」と綴るので、いわゆる「桃」と同じです。ま、こういった一般的なコトバの場合は、もうひとつ何か意味をもつ言葉のイニシャルを合わせたものであることがほとんどです。JR東日本の「<a href="http://www.naming-ya.com/column/2006/12/post_4.html">スイカ</a>」なんかもそう。で、調べてみたらやっぱりそうでした。「Pan-asia Energetic Affordable Cute & cool Happy」だそうです。

う～ん、ちょっと形容詞だらけでよくわかりませんね。Peachというコトバに合わせるために、かなり強引に作ったんでしょう。着地ネーミングを決めて、あとで理由付けするというヤツ。英語なんてアルファベット26文字しかないから、かなり好きなようにできちゃうんです。金融会社の「SBIグループ」なんて、もともとソフトバンクの投資部門で「Soft Bank Investment」の略だったのに、ソフトバンクグループから独立したら「Strategic Business Inovator」の略だなんて勝手に言ってますから。ね、北尾さん。

まぁしかし、実は書きたかったのはそんなことではありません。ぶっちゃけて言うと、Peachというアメリカン・スラングを知っていたのか、ということです。おたくは国際的な航空会社ですよね? 当然、英語は詳しいですよね? 今回のLCCも海外にも就航するんですよね? それなのにいいんですか? と言いたくなるような意味があるからです。アメリカ人の若い男が聞いたら、ギョッとした後、ニヤ～とするでしょう。想像力たくましい男なら、スチュワーデスに対して妄想を始めるでしょう。

スッチーが高嶺の花で、有名人やスポーツ選手の結婚相手に騒がれたのは、たしかにもう昔です。「ドジでノロマな亀」と自虐しながら、テレビ視聴率を稼いでいたのも昔。今や空飛ぶバスガイドというか、空飛ぶ喫茶店のウェイトレスといったほうが適切です。待遇だって昔に比べれば雲泥の差。LCCなら、価格が安い分、さらに彼女たちは薄給で働かなくてはいけないでしょう。でもだからってねぇ・・・見世物小屋じゃあるまいし・・・アホなアメリカ人の男の客もいるであろうこんな名前の飛行機に搭乗するなんて、ちょっと同情したくなりますね。機体もネーミングに合わせて桃色にするそうですが、まさか制服まで桃色にするんですかね。LCCだけに、失礼ながら、エグゼクティブなビジネスマンより、圧倒的に収入も知的レベルも低い人が多いはず。アメリカの中西部の田舎町のバーで、ブルーカラーの男たちが若いウェイトレスを覗き込んでいるようなシーンが浮かんできてしまいます。よく映画でもありますよね。

でもそれこそ僕の妄想かもしれず、そういったことまで含めて決定したとしたら、もう何にも言うことはありません。全日空は、昔から広告宣伝がとっても上手で、超一流の外部クリエイターもついています(ある報道では「社内から出た500案から決めた」とありますが、絶対に外部クリエイターが絡んでいるはず)。国内の若い女性たちをターゲットに掘り起こしたいという意図もわからなくはなく、だからこういった一見可愛らしく見えるネーミングにしたんでしょうね。

大手の全日空が参戦したことで、日本でも本格的なLCC時代の幕開けです。オーストラリアのジェットスターとか、マレーシアのエアアジアも既に日本に就航してますね。エアアジアなんて、就航キャンペーンで成田―クアラルンプールが5000円でしたよ。中学生のカップルでも余裕で駆け落ち(古い！)できてしまう安さです。六本木で酒を飲んだ後のタクシー代より安いんです。そのうち国内のオランダ村やスペイン村に行くより、本物のオランダやスペインに行くほうが安くなるんじゃないでしょうか。

●<a href="http://www.47news.jp/CN/201105/CN2011052401000414.html">格安航空ブランドは「ピーチ　」全日空が設立</a>]]></description>
         <link>http://www.naming-ya.com/column/2011/06/post_78.html</link>
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         <pubDate>Wed, 01 Jun 2011 15:40:42 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>煙草「セブンスター」</title>
         <description>禁煙が公に叫ばれ始めたのは10年くらい前か、いやもっと前からか。F1レースでタバコのスポンサー名が隠されるようになり、テレビCMが全面禁止になった頃。当時僕は、禁煙ブームなんて禁酒法にまで走ってしまったアメリカの青臭いピューリタニズムの賜物で、そんなトレンドは長く続かないと思ってました。“美徳を強制すれば悪徳が栄える”こともアル・カポネが証明してしまったわけだし。

ところがご存じの通り、最近はますます加速してます。神奈川県では基本的に飲食店などは全面禁煙。もう渋面でカッコよくタバコに火を付ける人なんて、古い映画やドラマの中でしか見なくなりました。21世紀の男たちは、バツが悪そうに喫煙所かベランダで吸うしかありません。とにかく“ダサイ”“迷惑”“みっともない”を奏でるコードになってしまったわけです。ハンフリー・ボガードが今生きてたら、どうやって間をもたせるのでしょうか。「カサブランカ」からタバコを吸うシーンを全部とったら、クリープを入れないコーヒーどころじゃありませんぜ。喜劇をしないチャップリン。マッチョじゃないシルベスター・スタローン。ギターを弾かないジミー・ペイジ。

前置きが長くなりましたが、そんなこんなで、JTが先日、あまりにも多すぎるタバコのブランドを減らすことにしましたね。やっと世の中の空気とビジネス効率が読めるようになってきたんでしょう。だいたい「セブンスター」シリーズと、そこから派生した兄弟分の「マイルドセブン」シリーズだけで、どんだけあったんですか。セブンスターだと「セブンスター・ライト」「セブンスター・ミディアム」「セブンスター・ソリッド」「セブンスターEX」「セブンスター・カスタムライト」「セブンスター・ブラック・インパクト」、あとメンソール系もいくつか。マイルドセブンなんて、はるかにもっとあったでしょう。同じように「ライト」とか「スーパライト」とか「エキストラライト」とか「FK」とか「アクア」とか。全国のタバコ屋のおばちゃんでもこの違いがわかっている人なんて、ほとんどいなかったと思います。AKB48のメンバー全員の名前を覚えることよりも難しかったはずです。

さて、セブンスターが発売されたのは1969年。アポロが月面に到着した年です。“ラッキーセブン”の「セブン」と、宇宙時代の幕開けということで「スター」を合体してネーミングされたようです。僕はアメリカタバコの有名ブランドである「ラッキーストライク」から発想した部分もあるのでは、と思います。北斗七星や、当時人気だったウルトラセブンとはまったく関係ないようです。いずれにしてもこのブランドは、発売と同時に売れに売れ、その後40年以上にもわたってシリーズを広げつづけることになったわけです。まさにタバコブランドのスター誕生です。そして、その後のドル・ショックもオイル・ショックもクイズ・タイムショックも(はい、ツッコんで! )乗り越え、1977年にはマイルドセブンを発売。これまた拡大拡大を続けてきました。でもさすがに、そろそろ夕暮れが近づいてきましたね。

なお、パッケージの英文の表記はSeven Starsと複数になっていますが、日本語表記はセブンスターズとは言いませんね。あと今ならば、セヴンスターと「ヴ」表記になっていたと思います。
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         <link>http://www.naming-ya.com/column/2011/05/post_77.html</link>
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         <pubDate>Sun, 15 May 2011 15:30:21 +0900</pubDate>
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         <title>回転寿司「魚屋路」など</title>
         <description><![CDATA[今、ファミリー向けの回転寿司って、すごいんですね。チーズを乗せたものや豚肉を乗せたものなどの握り、フライドポテトからベトナム風の生春巻などもある一品料理。アングロサクソンの舌に媚を売る、ロサンゼルスのインチキ寿司店もビックリするようなメニューが揃ってます。だけど、これはこれで意外に悪くない。そこそこ美味しい。店内を見ると、食歴をさんざん重ねきたであろう初老の夫婦なんかもいたりして、結構楽しそうです。

もっともこれは、僕がたまに行く「魚屋路」というお店のことです。一応、大学を卒業した僕(あんまリ行かなかったけど)にも読み方がわからなかったネーミングのこのお店は、それはそれでよく流行っています。「ととやみち」と読むとわかったのは、何回か通ってからでした。「魚」って音読みで「トト」なんてあったんでしたか。恥ずかしながら、知りませんでした。勝手に「うおやじ」と読んでいました。でも、人があまり読めないようなネーミングというのは、正直、あまりありません。ただそのぶん、覚えたとき記憶性が強く残りやすいという良い面もあります。（ちなみに僕は、「万豚記」という中華料理チェーンの店も、「まんとんき」と読んでました。正確には「ワンツーチー」）。

一応、魚屋路の意味の解説をしておくと、昔々、行商人たちが海で獲れた魚を歩いて運ぶための険しい道があり、その道の呼び名であったそうです。回転寿司にありがちな、イージーで軽い感じのネーミングとは一線を引いていますね。例を出して失礼かとは思いますが、「かっぱ寿司」「はま寿司」「スシロー」なんかと、です。経営会社は、たしか、すかいらーく系。もっとも今はもう「すかいらーく」というお店はなくなってしまったので、ガスト系といったほうがわかりやすいかもしれません。

回転寿司は、昔、中島みゆきが“♪まわるよ～まわる～時代はまわる～”と歌っているのを聞いたアキン・ド・オーサカ人が始めたといわれます。はい、もちろんウソです。でも大阪から始まったというのは本当です。たしか「元禄寿司」が最初だったはず。なんで大阪なのに「元禄」なんでしょうか。元禄といえば、江戸文化のイメージが強い気がするんですが。お寿司はやっぱり江戸のものだからでしょうか。　

そういえば僕が若かりし頃は、表参道にもその「元禄寿司」店がありました。しかしいつのまにか「平録寿司」という名前に変わっていた記憶があります。この、洋服を半分だけ着替えたような中途ハンパな変化は、妙に気になったものです。後から知りましたが、「元禄寿司」の商号の使用契約を結んでいた東日本の会社が、その契約が切れるのを機に変えたということです。たぶん「平成」の元号と合体させて、「平録」にしたんでしょう。とってもニアで元禄寿司のほうからクレームが来かねないネーミングですが、たぶんちゃんと了承もとっているんでしょうね。

魚屋路メニュー<a href="http://www.skylark.co.jp/totoyamichi/menu/index.html">http://www.skylark.co.jp/totoyamichi/menu/index.html</a>
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         <link>http://www.naming-ya.com/column/2011/04/post_76.html</link>
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         <pubDate>Fri, 15 Apr 2011 17:39:46 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>居酒屋「和民」「魚民」</title>
         <description>前回につづいて、居酒屋ネタを。

今回、東京都知事にも立候補した渡邊美樹さんは、ワタミフードサービスという会社のトップ。居酒屋「和民」の経営者ですね。で、似たような名前で「魚民」というのもよくありますが、こちらはまったく別の会社が経営するお店。姉妹店でも兄弟店舗でも、のれん分けでもなく、つながりはまったくありません。

先行したのは「和民」のほう。そしてマネだということで、「魚民」と訴訟になり、長い長い裁判をやっていました。その間にこの国は、総理大臣がいったい何人変わったでしょうか。東京都知事は、ずっと石原慎太郎さんでしたがね。結局のところ、「魚民」の権利が認められて、共存という結果になった次第です。でもこれ、一般の人の感覚じゃ、どうみてもマネというか、和民の人気に便乗したネーミングとしか思えないでしょうね。

これが「牛角」と｢牛繁｣や、「寿司清」と「寿司常」、あるいは「かに道楽」と「かに将軍」なら、共通するのが一般名詞なのでまだわかりますが、｢民｣という極めて個性的な言葉の引用も引っかからないのか。とするとまた別の会社が「肉民」とか「海民」といった名前にしてもいいのか。個人的にも、渡邊美樹さんに同情したくなってしまいます。

魚民を経営するのは「モンテローザ」という会社。ここは、和民との件以外にも、「月の雫」という豆腐料理店に対抗して、「月の宴」という同じ豆腐料理店を出して訴えられたこともある。さらにいうと、もともとここの社長は「つぼ八」のフランチャイザーだったのが、それを辞めて出したお店が「八つぼ」。「白木屋」という居酒屋も経営しているけど、これも当時あった「白札屋」と一文字違うだけ。一字が万事、ではなく一事が万事、こんなふうにやってきたらしいです。ま、確信犯ですね。別の角度から見ると、そういったことを正々堂々とやってしまうド根性は尊敬できるかもしれません。フツー、そんなこと、なかなかできませんぜ。

全国を見れば、同一業態でしかも競合店なのに、もっと似たややこしい店名どうしもあります。名古屋名物、味噌煮込みうどんのお店の「山本屋総本家」と「山本屋本店」。これ、まったく違うどころが、お互いが本家と本店ということまで主張しあってます。ところが一応、ちゃんと共存していて、お互い店舗をいくつも構えちゃんと繁盛しているらしいから、不思議の国の名古屋です。なんでも昔々、一度訴訟になったんですが、“裁判なんてやめようよ”ということで決着し、結局、両方の店舗が同じ屋号のもとに生き延びることになったと聞きました。とても織田信長を生んだ土地の話とは思えないのですが。
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         <link>http://www.naming-ya.com/column/2011/04/post_75.html</link>
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         <pubDate>Fri, 01 Apr 2011 17:05:43 +0900</pubDate>
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         <title>飲食店「ベルサイユの豚」などなど</title>
         <description><![CDATA[外食業界ではちょくちょく話題になってるんで知っている人も多いと思いますが、ダイヤモンドダイニングという会社があります。なんで話題かというと、１店舗1業態という原則でお店を展開し、昨年ついに100店舗100業態を達成したから。つまりゼーンブ違うお店を100店作ったわけです。通常は1店舗で成功したら、そのノウハウと店舗ブランド・バリューでチェーン展開し、より効率的に利益を増やしていきますね。その真逆なことをやって成功したわけです。

このデフレで効率化が叫ばれる時代に、こんなことやる人は相当な天の邪鬼なのか、ヒネクレ者なのか、逆張りギャンブラーなのか、天才なのか。よくわかりませんが、とにかく達成してしまったというのはスゴイものです。もっとも仕入れの共通化や、同じビルに数店舗出した上でキッチンを共通にするなど効率化は進めているとのことですが、それにしても100店舗全部、違うお店ですよ。お店のユニフォームもぜんぶ違うだろうし(たぶん)、メニュー改訂のときも100店舗別々にに考えなきゃいけないし、大変だと思います。

そしてもちろん基本中の基本ですが、店舗名もバラバラです。いいか悪いかはともかく、ユニークなネーミングの店舗がずらっとあります。たとえば・・・・

・「ベルサイユの豚」→マリー・アントワネットが愛した伝説の豚にちなんで、だって。彼女にそんな話があるなんて、全然知りませんでした。
・「パトラッシュ」→フランダース地方のビール醸造所をイメージしたお店。名前を聞いただけで、悲しくて涙がグラスにこぼれそう。
・「ドン・コナ・コネリー」→ナポリピッツァの店。ゴッドファーザーの世界ですね。どうせなら、ひょうたん島大統領にちなんで、「ドン・ガバチョ」なんて店もあったら面白いのに。
・「オペラハウスの魔法使い」→オペラ座にオズの魔法使いが来たんですかね？フレンチ・レストラン。
・「迷宮の国のアリス」→コンセプトレストラン。「幻想の国のアリス」「魔法の国のアリス」「絵本の国のアリス」という柳の下のドジョウ店舗もあります。
・「泡沫の恋」→“うたかた”とちゃんと読めますか。恋人どうしで行くには縁起が悪そうな郷土料理屋さん。
・「腹黒屋」→酒を飲みながら、ひっそりとあくどい相談などするのに向いてそうです。九州料理の店。
・「ぶたの恩返し」→鶴は布を織ってくれたけど、豚は丸々と肥ってから自分を食べさせてくれるというお店。
・「一発逆転酒場」→串焼きと鉄板焼きのお店らしいですが、店名の意図するところはよくわかりません。近くにギャンブル場でもあるんでしょうか。

・・・・といった具合です。

とても目立とう精神が旺盛な会社だと思います。ただ、こういった珍しさが一巡した後、お店が長く残っていけるかについては、また別問題になりますね。お店のそのもの質が問われてくるわけですから。

今、居酒屋などは、デフレと不景気と原材料高で、ツワモノたちのいわば消耗戦ともいえる戦いに入っているそうです。繁華街を歩くと、呼び込みもすごいですね。そんな中で頑張っている会社なので、今後も注目してみたいと思っています。ちなみにちゃんと上場もしています。

ダイヤモンドダイニング店舗情報<a href="http://www.diamond-dining.com/shops/type.html">http://www.diamond-dining.com/shops/type.html</a>
]]></description>
         <link>http://www.naming-ya.com/column/2011/03/post_74.html</link>
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         <pubDate>Tue, 01 Mar 2011 16:09:44 +0900</pubDate>
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         <title>春雨「マロニーちゃん」</title>
         <description><![CDATA[スーパーで鍋の材料を買おうとして見ていたら、この商品が目にとまりました。そういえば以前からあるけれど、ちょっと気になるネーミングだと気がついた次第です。で、パッケージの裏を見ると、会社名も「マロニー」なんですね。そこでなぜこんなネーミングにしたのか、いろいろと想像してみました。

最初、思ったのは、以下の通り。
①パスタのように長いので、「マカロニ」を意識して付けた。
②栗（マロン）と関係がある。原料に使っているとか。
③実は社長の名前で、海外留学時代のニックネームだった。

答えは、ぜーんぶ間違い。ホームページを読むと、終戦後、シベリアの抑留生活から帰国した創業者がこの商品を作った当時、もともと専務が考えた案のひとつに“まろやかに煮えるから、マロニー”というのがあったらしいです。そして創業者が、暗くて冷たいシベリア時代にロシアの工場で働いていた“マロン”という美しい娘を思い出し、“まろやかさ”とその少女のイメージを重ねて「マロニー」と呼ぶことに決めた、と書いてあります。鍋に入れる春雨に、なんで美しいロシアの少女が重なるのか、あまりにも意味不明でさっぱりわかりませんが、とにかくそういうことらしいです。屋台を引くおばちゃんなら、わかりますが。

また今回、意外なことも知りました。「マロニーちゃん」というのは、実は関東だけの後発商品だということ。もともとは「マロニー」という、社名とまったく同じ商品だったが、なかなか関東では売れていない。→そこで中村玉緒さんを起用したCMを制作。→そのCMで玉緒さんが“マロニーちゃん”と呼んだのがウケた。→それならいっそ、関東向けに長さを短くした商品を出して「マロニーちゃん」という商品名で発売してしまおう。・・・となったらしいです。ネーミングの制作には、中村玉緒さんの力もあったんですね。<a href="http://www.malony.co.jp/know/gallery/cm11.html">当時のＣＭ</a>を見ると、たしかに商品名はまだ「マロニー」のままです。関東の人間である僕は、まったく知りませんでした。

一方、地元である関西では昔からけっこう有名な商品だったらしく、「マロニー」といえばみんな知っていたとのこと。すでに60年もの歴史があるんですね。そうやって見ると、たしかにパッケージデザインもとってもレトロな感じがします。“昭和枯れすすき”とつぶやいてみたくなるほどです。否、それじゃちょっと切ないですね。昭和下町ポップ調といったほうが近いかもしれません。このネーミングと妙にマッチしている気がします。

マロニー　名前の由来<a href="mailto:http://www.malony.co.jp/know/index.html">http://www.malony.co.jp/know/index.html</a>]]></description>
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         <pubDate>Tue, 01 Feb 2011 15:59:10 +0900</pubDate>
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