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      <title>ネーミング次郎のネーミングコラム</title>
      <link>http://www.naming-ya.com/column/</link>
      <description></description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2008</copyright>
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         <title>カジュアル服「UNIQLO」「g.u.」</title>
         <description><![CDATA[洋服のカジュアルブランド市場が面白くなってきました。スウェーデンから銀座に「H&M」（ヘネス＆モーリッツ）がやってきたし、スペインの「ZARA」（ザラ）も店舗を拡大している。２つとも「GAP」などと並んで、世界で有数のカジュアルブランド。それらが日本のマーケットを舞台に激戦を挑んできた。迎えうつ日本のユニクロも、今の日本では珍しいくらい業績は絶好調。どうなるか注目している。

ユニクロを運営している会社「ファースト・リテイリング」は、ユニクロ以外にもいろんなブランドを傘下にもっていて、そのひとつに「g.u.」(ジー･ユー)というブランドがある。ユニクロの弟ブランドのような存在で、ユニクロよりもさらに低価格。もともとはたしかダイエーの店舗用に作られたブランドだったと思うが(間違っていたらスイマセン)、最近は路面店も見るようになった。

「g.u.」というのは、“自由”をもじったネーミング。低価格→自由に買える、自由に着こなせる、という意味を込めているらしい。安いという特長を、いいイメージに言い換えていますね。

やっぱり洋服はいくら安くても、それを前面に伝えちゃダメです。ちゃんとセンスの良さで包んであげないと。でないと、ブランドに対するロイヤルティが生まれてきません。大根や人参みたいに、胃の中に隠してしまえるものとは違うんだからね。買う人、着る人に、ブランドを選ぶ理由と自信を与えてあげなければ。 “安いから買った”というだけじゃ、人前に着ていくときなんか、恥ずかしい思いをしてしまう。

本体の「ユニクロ」は、「UNITED CLOTHES」(またはUNITED CLOTHING)の略だと思うけど、「UNICLO」ではなく「UNIQLO」というスペルにしたのがいい。直接的でないぶん、洋服ブランドとして色気が出たように思う。UNICLOじゃ、ちょっと説明臭いもんね。・・・と思っていたら、実は偶然のスペルミスから生まれたというようなことが、以前、朝日新聞で紹介されていました。その記事を信じないわけではないけれど、僕は、あくまで確信的にやったような気がします。

そういえば何年か前、ユニクロが有機野菜販売を始めたことがあった。結局、短期間で撤退してしまったが、僕のまわりなんかは「ユニベジ」(ベジタブルのベジ)なんて茶化していました。たしか正式なブランド・ネーミングは「スキップ」だったと記憶しています。

UNIQLOホームページ <a href="http://www.uniqlo.com/jp/">http://www.uniqlo.com/jp/</a>
g.u.ホームページ <a href="http://www.gu-japan.com/">http://www.gu-japan.com/</a>

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         <pubDate>Mon, 20 Oct 2008 16:03:02 +0900</pubDate>
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         <title>映画「明日に向って撃て！」</title>
         <description><![CDATA[ポール・ニューマンが亡くなりました。そこで彼の代表作である映画「明日に向って撃て！」について。もちろん内容ではなく、このタイトル・ネーミングについて。

原題は「Butch Cassidy and the Sundance Kid」。なんてことはない、主人公の男二人の名前を記しただけのもの。“明日”もなければ“撃て”の言葉もない。どうして日本語タイトルは「明日に向って撃て！」になったんでしょう。たしかに「ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド」じゃ、日本人が聞いても「誰、それ?」となってしまうから、というのはわかる。アメリカ人に向かって「ゴエモン・イシカワ」と言うのと同じだもんね。ポケモンは知っていてもゴエモンはまさか知らないだろうし。（ちなみにアメリカでもポケモンの知名度は凄い。メジャーリーグの解説者はイチローのことを「ポケモンに次ぐ、日本の輸出品」と言っていた。）

邦題は、あまりにも有名なラストシーンにかけたことは想像がつく。でも今の時代から見ると、かなり“過剰”な感じがしないでもない。響きが安っぽいし、何よりも青春臭さがプンプン。日本での映画公開は1970年。前年に東大入試が中止になったほどの学生運動の熱さ、若者の愚直さが残っていた時代だからでしょうか。ただ僕にとっては、カッコよさよりも気恥ずかしさを感じてしまいます。だいたい「明日に向って」なんて、いまだに「オットコのロマン！」などと大声で話すオヤジくらい、恥ずかしい。

関連して浮かぶのは、もうひとつの映画「俺たちに明日はない」。これも原題は「Bonnie and Clyde」で主人公の男女2人の名前に過ぎないもの。公開は「明日に向って撃て！」の2～3年前で、大ヒット。どちらもアメリカン・ニューシネマと呼ばれるカテゴリー。どちらも主役2人は反社会的。どちらもラストは銃殺シーン。となれば新たに「Butch Cassidy and the Sundance Kid」の宣伝を担当した日本の責任者が、タイトルを考える際に意識したのは間違いないでしょう。でもだからといって、こんなニアなネーミングにするなんて・・・と苦笑してしまいます。まぁ、結果的には勝てば官軍、売れれば傑作ということでいいのかもしれないけれど。

僕はポール・ニューマンの大ファンなので、安モノの衣装を着せられた娘のように不憫な気持ちになってしまう。彼個人に関しては語りたいことは山ほどあって、つらつら考え出すと、ナイジェル・マンセルがトマトソース・パスタを食べてブッシュを攻撃する、といったシーンが浮かんでくるのだけれど、その解説を書くととても長くなるので止めときます。

goo映画-明日に向って撃て 　<a href="http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD352/">http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD352/</a>
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         <link>http://www.naming-ya.com/column/2008/10/post_41.html</link>
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         <pubDate>Sat, 11 Oct 2008 03:13:43 +0900</pubDate>
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         <title>企業「ラディア」など</title>
         <description><![CDATA[先日、あの「グッドウィルグループ」が社名を「ラディア」に変えるというニュースがあった。不祥事が続き、創業事業である日雇い派遣から撤退することもあり、企業名を一新するという。

「ラディア」とは、“光を放つ”“光点”などの意味をもつ英語「ラディアント」から付けたという。光を放つより、光を消して早く企業ごとどこかに消えてくれ！と言いたくなるようなコトばかりやっていた会社だ。もちろん社員の中には、ちゃんと真摯に仕事に取り組んでいた人もいたとは思う。親が泥棒とは知らず、頑張って協力した幼い息子のように不憫には思うけれど、企業そのものには同情する余地もない。ネーミングを変えたのを機に、本当にいい企業になるのかなぁ。名前隠して尻隠さず、なんてことにならなければいいのだけれど。

さーて、ちょっくら問題といきましょうか。次に言う企業は元々どんな社名だったでしょう。わかる人は少ないのでは?

1.かざかファイナンス
2.ニューディール

1の元の社名は「ライブドア・クレジット」。あのライブドアの子会社でした。今はライブドアとは関係なくなって、イヤな思い出は名前から消してしまおうということですね。同じく子会社だった「ライブドア・マーケティング」は、「メディア・イノベーション」。本体の「ライブドア」はホールディングス（持ち株会社）になり、そのイニシャルをとって今の社名は「LDH」。なんかフランスの世界的ブランド企業（ルイ・ヴィトンやモエ・エ・シャンドンとかを扱っている）「LVMH」のニセモノみたいですね。別に悪意があって言ってるわけじゃないけれどね。

2は、1999年、東証マザース市場の上場第一号となった、記念すべき会社。当時は「リキッドオーディオ・ジャパン」という社名で、上場パーティには芸能人を多数呼ぶなど、大きな注目を浴びた。事業内容は音楽配信。その後、メチャクチャで真っ黒な事件を起こしたことは覚えている人も多いはず。今は「ニューディール」という社名でひっそりとやっている。ちなみに現在の事業は、ホットヨガだって。もうワケがわかりません。株価も10円以下がずっと続いていてワケがわかりません。でもなんとか上場は続いています。

新興企業は歴史がないぶん、わりとイージーに社名を変えられる。若い子が洋服を替えるように。その点、老舗企業、特に生活者にモノを売る企業はそうはいかない。雪印にしても、赤福にしても、その名前こそがブランドであり歴史であり生命だからだ。あとは企業の姿勢と実績で、世間の評価をもう一度取り戻していくしかない。

今後も企業の不祥事、特に新興企業の不祥事はまだまだ出てくるだろう。そのたびにネーミングを変える企業も多いだろう。せっかく新しい社名にしたならば、本質的に変わってほしいものだと思う。でもここ数年、名前を変えてから、劇的にいい企業、評価を取り戻した企業になった例はほとんど思い当たらないのが現実だ。当たり前だけど、企業の場合は、名前よりももっと変えるべきことがあるんですね。

グッドウィル・グループ　<a href="http://www.goodwill.com/">http://www.goodwill.com/</a>
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         <link>http://www.naming-ya.com/column/2008/09/post_40.html</link>
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         <pubDate>Wed, 10 Sep 2008 10:12:27 +0900</pubDate>
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         <title>レトルトカレー「LEE」</title>
         <description><![CDATA[カップ麺、袋麺などの麺類と並んで、インスタント食品の主力であるレトルトカレー。元祖である大塚の「ボンカレー」以来、さまざまな商品が出ては消えていった。その間、僕は幼少期から思春期、学生一人暮らし、社会人、結婚、子持ちと家族的変遷を遂げてきたけれど、今でも身近な食品であり続けている。これまで相当な種類が発売されてきたはずだか、僕の中でもネーミング的に目を引いたのは「LEE」だ。辛口専門のカレーで、辛さの度合いを「×5」とか「×10」とか記しているヤツ。登場したのは、20年以上も前で、郷ひろみが最初の奥さんのことを「リー」と呼んでいた頃と記憶している。たしか同名の歌まで歌っていたなぁ。

時は流れて、郷ひろみは2度目の奥様とも離婚して久しく経つけれど、スーパーの売場には、LEEは相変わらず置かれてある。郷ひろみも、スーパーマーケットじゃなくスーパースターであり続けている。開高健ふうにいうと、これだけ“橋の下を多くの水が流れていった”のに、相変わらずの存在感を見せているのは、どちらも立派なことだなぁと思う。・・・そういえば「Lee」というジーンズはまだあるのでしょうか。「リー」という黒人の野球選手(たしかロッテ在籍、兄弟で日本で活躍した)は、今は元気でいるのでしょうか。ブルース・リーは息子も不慮の死を遂げてしまいましたね。・・・などなど、いろんなコトが浮かび、感慨に耽ってしまいます。ちなみにリーと呼ばれていた奥さんは、今はまわりから「社長」と呼ばれているはず。あの「家庭教師のトライ」の代表取締役になっているから。

で、インスタントカレーの「LEE」に話を戻すと、ネーミングの意味は何かとホームページを見ても、特にないとある。語源としては、［1.当時商品名を考えていた担当者が「ビーフカリー、ビーフカリー、ビーフカリー…リー！」と叫んだこと。2.試食の際に、あまりの辛さに「かりぃ(辛い)」と叫んだこと]と記している。ま、そんなもんでしょうね。ただ味のことをいろいろと説明している、言い訳めいたネーミングが多い中で、この歯切れの良さと意味不明さは目立つ。今でもよく目立つ。

江崎グリコ　ビーフカレーLEE <a href="http://www.ezaki-glico.net/lee/index2.html">http://www.ezaki-glico.net/lee/index2.html</a>
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         <pubDate>Sat, 16 Aug 2008 07:03:55 +0900</pubDate>
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         <title>化粧水「雪肌精」</title>
         <description><![CDATA[ゴマンとある化粧品のネーミングで今までに僕の印象に残った、数少ないもののひとつ。読み方は“せっきせい”。すでに発売されて長年が経つけれど、今でもいいネーミングだと思う。雪という文字に、とてもシズルを感じる。日本女性の肌の美しさへの憧れを上手に象徴している。静かな響きだけど、きっちりと存在感を示しているような名前。こういうのは、漢字ネーミングの良さでもある。横文字ばかりの化粧品の中では、異質な目立ち方をしている。

「雪のような肌」というとき、日本人はとても無垢なイメージをもつ。秋田美人とか新潟美人というのも、雪国特有の白い肌と清楚な面立ちを連想させる。紫外線とは無関係なイメージだ。日本古来の静かで落ち着いた女性。まぁ、現実的にはそうでもないと思うけど。田中真紀子だって新潟女性なんだから。

ところで「雪肌精」に｢雪｣以外の漢字を使ったらどうだろう。で、ちょっと余興的に考えてみると・・・

「柔肌精」＝与謝野晶子の詩を思い出しますが、イマイチ。
「透肌精」＝ちょっとワザとらしい。
「美肌精」＝あたりまえすぎ。

やっぱり形容詞は、触れ方が生ぬるいですね。で、次は名詞を使って・・・

「餅肌精」＝たしかにきれいな肌のことを「もち肌」とはいうけれど、こういう字面にすると“お煎餅か”とツッコミたくなります。
「絹肌精」＝悪くはないけど、まぁ普通かな。そういえば誰かが白人と日本人の肌質の違いを、豆腐の木綿ごしと絹ごしに例えていたなぁ。
「星肌精」＝輝くという意味を込めて。でも意味がわからないでしょうね。

・・・てな漢字、じゃなくて感じでしょうか。

欧米ではキレイな肌をたとえるのに、どんな言い方をするんだろう。「マシュマロのような肌」とか言うんだっけ? 同じアジア人でも中国や韓国の場合は、日本人とはまた違う例え方があると思うけど・・・。誰か知っている人がいたら教えてください。

雪肌精は、ネーミングに加えて、青を基調としたボトルデザインも秀逸だった。初めてみたときその商品の場所だけがひんやりとしているようで、思わず吸い込まれそうになったような記憶がある。そこだけ空気が違うというか、凛とした印象だった。ネーミングとデザインの良さが、素晴らしく掛け合わされた商品だったと思います。

コーセー　雪肌精ウェブサイト　<a href="http://www.sekkisei.com/jp/">http://www.sekkisei.com/jp/</a>
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         <link>http://www.naming-ya.com/column/2008/07/post_39.html</link>
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         <pubDate>Thu, 24 Jul 2008 18:40:45 +0900</pubDate>
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         <title>電気自動車「i MiEV」</title>
         <description><![CDATA[原油高が止まらない。一般生活者のリアルな言葉で置き換えると、ガソリン高が止まらない。世界ではいつでも、どこかの何かが必ずバブルになっているというが、今でいえば原油価格が異常なバブルになっている。おかげでクルマ、特に大型車 が本当に売れなくなってきている。

ただ原油高も長い目で見れば、いいこともある。それを克服しようとして、技術革新が進むからだ。困難は進歩の母でもあるのですね。クルマでいえばガソリンに頼らない、代替技術。既存の選択肢としてはトヨタのプリウスのようなハイブリッド車、バイオエタノール車、クリーンディーゼル車などがあるけれど、いよいよ次の選択軸として電気自動車に注目が集まっている。というか、原油高がそれを催促しているんでしょう。「早くしてよ電気自動車、私のところに来て」とキレイなお姉さんではなく家計を預かるオバさんたちに呼ばれている。色気たっぷりの目線ではない。生活がかかっている熟年女性の圧力目線だ。・・・う～ん、そりゃ強いわ。おかげで、三菱自動車が本格的な電気自動車の一般販売開始を、当初の計画の2010年から2009年(つまり来年)に早めることを発表した。もちろん原油高以外に、環境負荷を減らすという人類的目的もある。

この三菱の電気自動車のネーミングが「i MiＥV」(アイミーヴ）。既存の「i」というクルマをモデルにして、「Mitsubishi」(三菱)、「Inovative」(革新的)、「Electric」(電気)、「Vehicle」(乗り物)の頭文字を組み合わせて作られた。クルマのネーミングは、欧米語の語源を使う場合がほとんどであることを考えると、こういった１００％造語のネーミングは珍しい。電気自動車という新しい幕開けにふさわしいかはともかく、あまり前例のないネーミングではある。

クルマのネーミングは僕も何度がやったことがあるけれど、非常に難しい。ネーミング自体が難しいのではなく、商標登録ができるネーミング制作が難しいのだ。ほとんどの英語が既に登録されてしまっている。極端にいえば英語辞書一冊まるまる登録されているようなものだ。実際に世の中に出てはいなくても、メーカーは将来的に可能性のあるネーミングをすべて登録しているからだ(だから最近のクルマのネーミングはイタリア語やスペイン語が多い)。そんな状況も多少あったのかもしれない。

日本の代替エネルギー技術および環境技術というのは、これはもう圧倒的に世界の先端を走っている。クルマでいえばプリウスの大ヒットが大きな証明になった。今やハリウッドスターがアカデミー賞授賞式にプリウスで駆けつける時代だ。2012年までにニューヨークのタクシーのすべてを、ブリウスなどのハイブリッド車にすることも決まった。そういえばプリウスのことを、発売当初アメリカの自動車ビッグスリーメーカーのどこかの社長が「中途半端な環境車に過ぎない」とボロクソに酷評したことを思い出す。今となってはカロリー摂り過ぎの自分のブヨブヨのお尻を丸出しにしたくらい、恥ずかしい発言になってしまった。おまけにそのお尻には火がつきまくっている。経営が急激に悪化しているからだ。GMの時価総額なんて、もうトヨタの六分の一に過ぎない(と、7月15日の日経新聞に出てました)。この一年で株価は70%下落です。それが市場の評価です。フォードにしてもクライスラーにしても、今の姿は悲惨の一言につきる。プロレスラーがステーキを平らげるように、ガソリンを食いまくるクルマばかり作ってきたせいだ。そりゃ経営危機になって当然ですよ、ビッグスリーさん。少なくともアメリカで売れているのは、トヨタやホンダなどの日本車ばかりだ。そしてまた日本から、本格的な電気自動車が発売される。

ただ近いうち原油が大暴落する可能性もなくはない。そのときはまた状況は一変しているんでしょうね。i MiEVが発売される頃は、どうなっているのかなぁ。いずれにしても街を走っている姿を早く見てみたいものです。

三菱自動車　i MiEV <a href="http://www.mitsubishi-motors.co.jp/special/eco/index.html">http://www.mitsubishi-motors.co.jp/special/eco/index.html</a>]]></description>
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         <pubDate>Thu, 17 Jul 2008 17:29:45 +0900</pubDate>
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         <title>ウェブサイト「あらたにす」</title>
         <description><![CDATA[今、テレビを見る時間とパソコンを見る時間、どちらが多いかと言ったら、僕の場合、圧倒的に後者になる。もちろん仕事時間を入れずに、プライベートの時間だけの話だ。毎日のニュースでさえほとんどパソコンで知る、パソコンで映像を見る。テレビなんて１週間に数時間も見るかどうか。おかげで最近のお笑い芸人やタレントの名前を知らなくて、大恥をかくけれど、まぁ、そんなことはどうだっていい（と一人勝手に思いこんでいる）。

では新聞は読むかと言うと、僕の場合、実はよく読んでいるんです。日経なんてもう、除菌室の清掃人のようにスミズミまで目をこらします。ただふと、いつまでリアルな新聞を読むんだろうかと思うときもある。ネットでも同じ記事を配信しているから、そのうちネットで読むようになるかもしれない。アップルの「ｉ－ｐｈｏｎｅ」が発売されるなど、今後、携帯がどんどんＰＣ化してどこでも読めるようになると、そうなるかもしれないかなぁ、なんて感じています。

今、マスメディアはネットの発達で相当な危機感をもっている。そのため、いろんな手を打ってもいる。新聞でいえば、読売、朝日、日経が合同で「あらたにす」というサイトを立ち上げたこともその表れだと思う。これは３紙の記事を読み比べできるサイトで、かなり画期的なことだ。もう自分トコの利益ばかり考えるのではなく、業界全体が協力して盛り上げていかなければいけないと考えたからだろう。

「あらたにす」というのは、“新しくする”という意味の古語だという。ロゴは「新ｓ」となっている。New＋ｓで、ニュースということですね。「あらたにす」という響きが、とても誠実で新聞らしくて、いいネーミングだと思います。ウェブサイトのネーミングに、あえてこういった万葉的なというか、古風なトーンをもってきたことは新鮮な気がします。

新聞は“インテリが作ってヤクザが売る”といわれたくらい、自分のところの購読者を増やすためにエゲつないことをしていた。僕なんか、最初に一人暮らしを始めたとき、夜、突然訪れる販売拡張員の人が本当に怖かった。そう考えると、ずいぶん健全でオープンな時代になったもんだなぁ、と思います。ネットの発達のおかげかな。

読売も新聞だけじゃなく、野球のほうでも、こういった共同体意識でやってもらえればいいのにと思う。今までさんざん自分のチームにだけ都合のいいようにドラフトやＦＡを制度化したけれど、さすがにもうそんな時代じゃないことはわかっているはずだ。これだけメジャーリーグが身近になった今「巨人にしか入らない」なんていう田舎者のドラフト候補生もいないし、巨人戦と晩酌が毎日の楽しみという昭和のお父さん類も絶滅に近づいている。野球界もちゃんと連携して「あらたにす」してほしいものです。ま、パリーグは合同のマーケティング組織を立ち上げるなど、既にやっているけどね。

あらたにす　<a href="http://allatanys.jp/">http://allatanys.jp/</a>
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         <link>http://www.naming-ya.com/column/2008/07/post_38.html</link>
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         <pubDate>Thu, 03 Jul 2008 16:56:24 +0900</pubDate>
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         <title>醤油「キッコーマン」</title>
         <description><![CDATA[ここのところ、ますます世界中で盛り上がっている日本食ブームとともに、醤油の象徴である「キッコーマン」の存在も世界で大きくなりつつある。「ショウユ」という一般名詞のかわりに「キッコーマン」と使われることも多いらしい。こういう現象はときどきあって、オートバイのことを「ホンダ」といったりする地域も世界にはあった。昔、開高健さんのエッセイで読んだ記憶があります。

キッコーマン=kikkomanて、世界ブランドとして欧米人もすんなり馴染めるような名前ですね、「ウォークマン」のようにね。語感の歯切れもいい。もちろんそれは偶然で、もともとは「亀甲萬」という、日本のイニシエとかを伝えるような字面だったわけだけれど、今となってはとてもいいブランドネーミングになったといえます。

もともと会社の本社がある千葉に香取神宮というのがあって、その山号である「亀甲」に“鶴は千年、亀は万年”の縁起から萬の字（旧字ですけどね）をとった。ほら、ＣＭの最後に出てくるロゴマークも、亀の甲羅のようになっているでしょ。それが、今や世界的ブランドになった。鶴さん亀さんにもご報告したいですね。

昔は海外旅行のとき、醤油をもっていく人も結構いたらしいけれど、今はもうそんな必要はなくなった。少なくとも先進国では。ちゃんとキッコーマンが手に入れられるから。日本人を「生魚を醤油に付けて食べる人種」なんて軽蔑する人もいない。日本食なんてしょせんエスニックの一つとして受け入れられているに過ぎないと思っていた僕も、こんな時代が来るとは思わなかなった。でも本当にあのアングロ・サクソンの、ＩＱの低い舌がわかっているのかなぁと、ときどき懐疑的にはなるけれど。

キッコーマンの世界戦略の道のりには、実は長い歴史がある。最初に米国に進出したのは、50年以上も前のことだ。まだ日本人は全員キモノを着ていて、チョンマゲを結っていると考えられていたような時代だ。ケチャップやマヨネーズのようなカラフルな色ではなく、墨のような真っ黒なソース（しかも水っぽい）を最初に口にしたアメリカ人は相当気味が悪かったと想像する。そう考えると、今の成功は本当に奇跡だと思う。

大きなキッカケになったのは、テリヤキ＝teriyakiが浸透したことだろう。甘味を加えた味は、これならアメリカ人も口にできるとブームになった。今でもロスあたりのレストランで、あのテリヤキソースを付けたインチキ寿司に出会うけれど、あれはあれでなかなか旨いもんだと純正日本人の僕も思ったりしています。

キッコーマンホームページ　<a href="http://www.kikkoman.co.jp/">http://www.kikkoman.co.jp/</a>]]></description>
         <link>http://www.naming-ya.com/column/2008/06/post_37.html</link>
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         <pubDate>Fri, 13 Jun 2008 16:22:01 +0900</pubDate>
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         <title>ゲーム機「DS」「Wｉｉ」</title>
         <description><![CDATA[任天堂の元社長であり今は相談役となっている山内溥さんが、日本の富豪番付で１位となった。総資産額は推定約8100億円(78億ドル)。といっても、大半は創業家として引き継いだ株の時価総額の高騰によるものとなっている。

富豪というのは、キャッシュよりも、株とか土地とかの含み資産が大きな要素になる。その昔、西武鉄道の堤義明さんが世界一の富豪にランキングされたことがあったけれど、それは日本の土地の時価が異常に高かったバブル時代だったからだ。日本の国土と引き換えに、世界中の土地が手に入るような時代だったのだ。それに比べれば、給与で得る収入なんてたとえ何千万円だろうと(しかも半分は税金で引かれる)、微々たるものだと思う。・・・ええっと、何を言いたいかというと、とにかく任天堂の勢いが止まらないことなんです。

電車にのっていても、昔は漫画を読む人が圧倒的に多かったのだけれど、今は漫画のかわりに、ＤＳをやっている人が多い。こういうのを見ていると、企業は、1日24時間という人々の限られた時間をどう奪っていくかの競争をしているようにみえる。もはや、漫画雑誌を出版している競合は同じ漫画雑誌会社ではなく、テレビ番組を作っている会社の競合もテレビ制作会社ではない。ユーザーの視点にたつと、すべてのエンターテイメントもしくはコンテンツが競合になっている。今の人々の時間の中での「任天堂率」というのは、相当高くなっているだろう。

任天堂は、僕が幼少の頃は、トランプを作っている会社のイメージしかなかった。それがファミコン、スーパーファミコンを世に送り出し、DSを爆発的にヒットさせ、こんどはWiiでさらに拍車をかけている。

何でも任天堂のポリシーは、“お母さんを敵にするな”ということだと聞いたことがある。子供をもつ母親を味方にするような商品づくりという意味だ。母親も楽しめるような商品づくりともいえる。DSもWiiも、ちゃんと家族みんなが楽しめるような戦略となっている。

「DS」のネーミングは「ダブルスクリーン」の略。「Wii」は英語の「We」をかけた言葉で、「i」がリモコンを表わしているらしい。両方とも初めから、欧米など世界マーケットを意識したネーミングになっている。特に「Wii」というのは、いいネーミングだと思う。ゲームを楽しむときの高揚感、共鳴感を感じます。

僕は、ゲームはあまりやらないし、当然買いもしないけれど、こんな時代になるとわかっていたら任天堂の株でも買っておけばよかったなぁ・・・など思う、今日このごろです。

今回は、あまりネーミングそのものの話になりませんでしたね。

ニンテンドー「ＤＳ」公式サイト　<a href="http://www.nintendo.co.jp/ds/">http://www.nintendo.co.jp/ds/</a>

ニントンドー「Ｗｉｉ」公式サイト　http://www.nintendo.co.jp/wii/
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         <link>http://www.naming-ya.com/column/2008/05/dsw.html</link>
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         <pubDate>Tue, 20 May 2008 18:17:57 +0900</pubDate>
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         <title>チューハイ「－196℃」</title>
         <description><![CDATA[ビール系飲料の国内マーケットが縮小に向かっている。今の若い人たちって、ビールをあまり飲まないらしいですね。僕なんか若い頃は、お酒といえばビールばかり飲んでいた。というかビール以外に飲みたくなかった。当時に比べると、代わってチューハイ系の飲み物がずいぶん賑やかになっている。まだ痩せていてダンス俳優（そんな言葉あるのか？）だったジョン・トラボルタが、踊りながら「トーキョー・ドリンク！」と叫ぶカンチューハイのCMをやっていたときは、ずいぶん無理があるなぁと感じていたものだった。ええと、たぶん20年くらい前のことです。そうか、今の若い子たちが生まれた頃なのか。その頃から見れば、すっかり定番商品になってしまった。

チューハイのなかに、サントリーの「－１９６℃」という商品がある。果汁を凍らせる温度をそのままネーミングにしたものだ。たぶんキリンの「氷結」に対抗するための商品だろうと察する。こういった数字のネーミングは、消費者に媚びるフリがなく、饒舌な感じがせず、その割には自然に押し出すような存在感がある。もちろんただの数字だけでなく、温度という意味性がすぐわかるからだけれど。

ただ温度といっても、これが「－２００℃」とか「－１５０℃」というようにキリのいい数字だったら、もうひとつ信用性に欠けたと思う。あまりにも大雑把だから。－１９６℃という中途半端な数字だからこそ、リアルな印象をもてるんでしょうね。本当に果汁を凍らせるベストの温度なんだろう、と。もともとあまりにも現実離れした温度なんで、本当かどうかなんてわかるわけはないんですどね。

一方、数字のネーミングでは、意味のわからないものもある。そのぶん、僕のようにネーミングの仕事ほしている人間には「何だろう？」と気になってしまう。たとえばUCCのインスタントコーヒーの定番「１１４」と「１１７」。僕は当初、どうしても意味がわからなくて、「いいよ」と「いいな」を数字に置き換えたのかなぁと思ったりしていた(発想が幼稚ですいません)。実は社内の開発番号をそのままネーミングにしたと後から知った。こういうのも悪くないですね。

数字を使ったネーミングは、実は僕もいくつか手がけている。自慢になってしまうが、今やメガブランドになってしまったものもある。ネーミングをした時点では僕さえ思いもよらなかったくらいの発展ぶりを遂げてしまった。今でも買物に出かけるたびに、そのブランドを目にすると、ネーミングの仕事っていいなぁと感じる。広告と違いちゃんと残っていくから。そのうち子供にも教えてあげられるなぁとか思います。

サントリー「－196℃」　<a href="http://products.suntory.co.jp/rtd/0000000059/index.html">http://products.suntory.co.jp/rtd/0000000059/index.html</a>
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         <pubDate>Fri, 16 May 2008 17:01:10 +0900</pubDate>
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         <title>旅サービス「大人の休日倶楽部」</title>
         <description><![CDATA[「大人」というコトバについて書いてみる。

最近、成人年齢や選挙権を20歳から18歳に下げる議論が起こっている。「大人」と「成人」とは、１ミリも違わない同義語とはいえないけれど、まぁ、同じようなものだ。実際、ある調査によると、大人をイメージする年齢は現行の成人年齢である「20歳以上」がいちばん多かったという。成人というのが法的な規定であるのに対して、大人というのはパーソナルな精神面のニュアンスが大きい。“18歳で私は年老いた”と言った、フランス人の小説家もいたのだし。要は心の問題だというわけ。

とはいっても、すでに中年や熟年になってしまった人に、あえて「大人の」なんて、もったいぶったネーミングはしないのが普通だと思う。ところがＪＲ東日本は、50歳以上の運賃割引サービスに「大人の休日倶楽部」なんていうネーミングをしている。男性65歳以上、女性60歳以上になるとさらに割引率が高くなるもので、どう見ても、高齢者向けのサービスなのだ。

こんなふうに２度目、３度目の成人式を済ませているような人に向かって、「大人の」というのはどうなんでしょう。僕はちょっと違和感をもちます。ちなみにＣＭに出ているのは、吉永小百合さん。ＪＲ東日本なので、関東地方以外の人は見たことがないと思うけれど。

同じようなネーミングではヤマハの「大人の音楽レッスン」というものがある。コア・ターゲットは、やはり50代以上の人たちだと思う。とはいうものの、こちらは、20代や30代でも入会できる。大人という広い言葉でくくってしまってもおかしくはない。またヤマハは子供教室のイメージが強いので、それに対抗する意味でも、大人の音楽レッスンというネーミングは、わかりやすい。

一方、ＪＲ東日本のサービスは同じ大人でも50歳未満の人は受けられないという明確な規定がある。いくら一家の大黒柱だろうと、孫ができたと喜んでいようと、50歳にならない人間をＪＲ東日本は大人と認めてくれないらしい。もちろんさっき言ったように、「大人」というのは実年齢だけじゃなくパーソナルな精神面の意味合いが大きいことはわかっている。じゃあ、50歳過ぎの精神性のどんな部分が大人なの? それは30歳や40歳では不可能なことなの?　としつこく問い詰めたいのは僕だけでしょうか。

思うにJR東日本の場合、ネーミングを決めるとき、たんに「大人」という以上にいいイメージの言葉が見つからないと判断しただけだと思う。たとえばハッキリと「シニアの休日倶楽部」や「ミドルからの休日倶楽部」と言ったようなネーミングにしたら、当人たちがあまりいい気分になれないのでは?　と考えたとか・・・。その踏み込めなささが、もと国営企業のDNAなんですかね。

以上、以前取り上げた「青春18きっぷ」に続いての、ＪＲの気になるネーミングでした。

えきねっと「大人の休日倶楽部」　<a href="http://www.jreast.co.jp/otona/">http://www.jreast.co.jp/otona/</a>
ネーミング屋．ｃｏｍコラム「青春18きっぷ」コラム　<a href="http://www.naming-ya.com/column/2007/12/18.html">http://www.naming-ya.com/column/2007/12/18.html</a>

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         <link>http://www.naming-ya.com/column/2008/04/post_36.html</link>
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         <pubDate>Mon, 28 Apr 2008 15:43:24 +0900</pubDate>
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         <title>傘袋自動装着器「傘ぽん」</title>
         <description><![CDATA[雨の日、デパートやオフィスビルの入口で、傘を畳んで挿しこむと自動的に透明の袋にしまってくれる、とってもありがたい機械。その存在は今の日本人ならみんな知っていると思うけれど、名前は知っている人が少なかったのでは? 

「傘ぽん」というのが、ちゃんとした名前。このネーミング、とっても生理的で可愛くて好きです。なんでもヨーロッパなど海外への納入も次々と決まっているとか。海外での名前も「カサポン」(kasapon?)で、既に商標登録もすまされているらしい。欧米人にも覚えやすい発音じゃないだろうか。なんたが始めから、世界展開を考えていたような、チャーミングなネーミングですね。

傘ぽんを初めて使う外国人は、たぶん相当驚くと想像する。そもそも彼らには、こんな商品をつくる発想がないと思う。人への気配りをすぐれたモノにしてしまう日本の技術というのは本当に凄い。ウォシュレットなんかもそうですね。真冬に海外から日本に帰ってきて、あの温かい便座に座ると、なんだかとても「いいなぁ」という気分になる。世界の男の理想を表現する言葉で昔から「アメリカ式の家に住んで(広い！)、日本人の妻をもらい(従順！)、中華料理を食べる(美味い！))」と言うのがあったけれど、今ふうにアレンジするともうひとつ「日本の製品に囲まれて」という言葉を入れてもいいと思う。「日本人の妻」は、今はどうなんでしょう。差し替えの検討余地はあるかも。

気づいている人も多いと思うけれど、傘ぽんは電化機器じゃない。電源もコードいらない、いわばアナログ機器なのだ。だからメンテナンスコストもほとんど必要ない(たぶん)。高度なハイテク技術がなくても、ちゃんと素晴らしいオンリーワンができるという典型のような商品だ。作っているのも、新倉計量器というあまり聞いたことがない名前の会社。ハデに目立つ存在じゃないけれど、やさしい声をかけてくれるクラスメイトを発見したみたいで、なんだかうれしくなる。計量器会社がどうしてこんな商品、思いついたんだろう。

海外でも大ヒットして、そのうち「ウォークマン」などと同じように、英語の辞書に載るくらいになるといいなぁ。期待しています、傘ぽん。

新倉計量器株式会社「傘ぽん」　<a href="http://www.niikura-scales.co.jp/">http://www.niikura-scales.co.jp/</a>
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         <link>http://www.naming-ya.com/column/2008/04/post_35.html</link>
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         <pubDate>Wed, 16 Apr 2008 15:40:35 +0900</pubDate>
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         <title>ドラッグストア「マツモトキヨシ」</title>
         <description><![CDATA[今さらとは思うけれど、「マツモトキヨシ」というネーミングについて。

こんなふうに人の名をフルネームで社名（店名も）にしてしまった例が他にあるだろうか。苗字だけなら、ホンダとかトヨタとか松下とかいっぱいあるけれど、フルネームとなるとまずない（デザイナー個人の個性を前面に出す、洋服のブランド会社は別にして）。個人の色彩が強すぎて企業としての発展性が感じられないし、何より普通の感覚からすればヘンだ。女性社員だってイヤがるだろう。

マツモトキヨシがあえてフルネームにしたのは、ちゃんと理由がある。創業者であり後に松戸市長となった松本清氏が、県議時代に選挙対策として自分の名前を覚えてもらおうとしたためらしい。たしかに選挙のときだけ自分の名前を叫ぶより効果的だもんね。お店の看板がそのまま選挙看板になるようなものだから。後世に店舗が日本中に広まり、まさか選挙権のない女子中高生にまで「マツキヨ」の愛称で浸透するなどとは思っていなかっただろうけれど。

よく知られていることだけど、松本清氏は松戸市長時代に市役所に「すぐやる課」を作った人物。お役所はヘタをすれば、人命よりも段取りのほうを大切にするような組織で、最終的な決済をするまで、いくつもいくつも手続きを踏まなければいけないようになっている。そこで市長直属の「すぐやる課」をつくり、できることは迅速に対応するようにした。また選挙の投票率をあげようと、投票整理券を使ったくじをやろうとしたこともある。ひと言でいえば「くじ付き選挙」。こんなこと、お笑い出身の東国春知事にだってできないだろう。

マツモトキヨシが全国区の知名度を獲得しはじめたのは、12～13年前くらい？　突然、ＣＭが頻繁に流れ出したのを覚えている（あくまで東京の場合ですが）。最初はその名前に違和感があったけれど、すぐに馴染んでしまった。ドラッグストアは今、かなり乱立しているけれど、他のチェーン店はほとんど印象に残らない名前ばかりだ。日常会話の中でも、「マツキヨ」なんて固有名詞で呼ばれているドラッグストアは他にはない。今の総理大臣のフルネームを言えない学生はいっぱいいるだろうけれど、マツモトキヨシの名を言えない学生はいないでしょうね。

マツモトキヨシ　<a href="http://www.matsukiyo.co.jp/">http://www.matsukiyo.co.jp/</a>
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         <link>http://www.naming-ya.com/column/2008/04/post_34.html</link>
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         <pubDate>Tue, 01 Apr 2008 16:33:24 +0900</pubDate>
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         <title>貯金箱「人生銀行」</title>
         <description><![CDATA[「人生銀行」。街でこんな名前の銀行を見たらビックリするだろうなぁ。人生とお金の関係をズバリ言われているようで、経済的に計画性のない僕にはかなりコタえます。家族の顔まで浮かんでしまう。新生銀行というのはあるけど、一文字変えるだけで突然シリアスな存在になってしまう。もちろん実際にはこんな名前の銀行はない。あるのは同名の貯金箱です。

発見したのは、おもちゃ屋さん。タカラトミーから出ている商品だった。なぜ人生銀行というのかというと、液晶ディスプレイに主人公のシルエットが映し出されていて、お金が溜まるたびにその主人公の人生が成長してゆくからだ。最初は狭い部屋で暮らしていた人間が、やがてリッチな生活になってゆく。主人公の人生を左右する貯金箱というわけだ。だからといって真剣に貯金をするかというともちろんそんなことはなく、まぁ、遊び感覚のある貯金箱です。ちなみにタカラは、「人生ゲーム」という元祖“人生モノ”を作った会社でもある。

貯金箱というと、大半の人はどうしてもブタや郵便ポストの形を思い浮かべると思う。この商品は、見た目的にも貯金箱というより貯金ゲームという言葉のほうがしっくりくる。今どきの玩具メーカーが貯金箱を手がけたら、こんなふうになるともいえる。

で、ふと考えたのだけれど、じゃあ「代表的な貯金箱メーカーは？」と聞かれて、答えられる人はいるのだろうか。誰でも必ず一度は身近に置いておく商品なのに、メーカー名が浮かんでこない。ブタや郵便ポストの貯金箱(たぶん今でもあると思う)は、どこが主に作っていたんだろうか。どこかの瀬戸物屋さん?  あるいは文房具屋さん?

ところでこの商品の値段は、4,987円(希望小売価格)なり。最高10万円まで貯められるらしいけれど、それにしてもちょっと高いと感じる。お金を貯めるものなのにこんな値段を支払わなければいけないと思うと、僕の場合、買うのも躊躇してしまう。ま、そんな真剣な気持ちで買うということがそもそも間違いで、あくまで楽しむためのものと割り切れる人に向けた商品なんでしょうね。

タカラトミーの貯金箱ではもうひとつ｢貯金爆弾｣という物騒なネーミングの商品もある。貯金をサボると爆発してしまうというものだ。また液晶ディスプレスがついた人生シリーズでは、「人生時計」という目覚まし時計も出ている。こんな冗談を絵に書いて商品にしてしまうタカラトミーは、とっても楽しそうな会社だと思います。

タカラトミー「人生銀行」<a href="http://www.takaratomy.co.jp/products/jinsei-ginko/jinsei.html">http://www.takaratomy.co.jp/products/jinsei-ginko/jinsei.html</a>
タカラトミー「貯金爆弾」<a href="http://www.takaratomy.co.jp/products/jinsei-ginko/cb.html">http://www.takaratomy.co.jp/products/jinsei-ginko/cb.html</a>
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         <link>http://www.naming-ya.com/column/2008/03/post_33.html</link>
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         <pubDate>Fri, 21 Mar 2008 17:50:18 +0900</pubDate>
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         <title>化粧品「CHICCA」</title>
         <description><![CDATA[前回に続いてお化粧品のネーミングについて。前回は女子高生の商品だったが、こんどは彼女たちより40年以上も長く生きている人たちの商品。

団塊世代の退職が始まって、彼らに向けたビジネスが花盛りとなっている。資産はある。年金はある。趣味もいろいろある。おまけに時間までできた。退職したからといって、夫婦でのんびり縁側で茶をすするような連中じゃないのだ。しかも人口的なボリュームもいちばん多い。企業から見れば購買者として格好のターゲットとなる。デパートに行くと、彼らが本当に高いものをいっぱい買っているのをよく見る。

そこでカネボウ化粧品(今は花王の傘下)から発売されたのが「CHICCA」というブランド。これ、“キッカ”と読みます。“チッカ”ではありません。「CHANEL」を“チャネル”と読んでしまうような僕の親とは違い、教養もあるとわかっているのだろう。ちなみに僕の親は70代です。

CHICCAとは、イタリア語で「かわいい」ということらしい。60歳のおばちゃんに敢えて「かわいい」という意味の言葉を発信した。団塊の世代に向けては、今から約10年ほど前、50代になった彼らに向けて資生堂が商品を出したことがある。ブランド名は忘れてしまったが、キャッチフレーズは覚えている。“美しい50代が増えると、日本は変わると思う”というものだった。当時は非常に印象に残る言葉だった。発信元は違うけど、あれから10年歳をとった人にこんどは｢美しい｣ではなく「かわいい」というキーワードを出したことになる。

あたりまえだけど、昔は60代向けの化粧品なんて考えられなかった。10年後、彼女たちが70代になったとき、また新たな化粧品ブランドができるだろうか。いくらなんでも・・・まさか・・・とは思うが、全くないとも言い切れない。それにはまずCHICCAが成功することが前提になるけれど。というわけでその売れ行き、それによる競合他社の参加動向なども気になるところではあります。


●カネボウ化粧品「CHICCA」　<a href="http://www.chicca.jp/">http://www.chicca.jp/</a>]]></description>
         <link>http://www.naming-ya.com/column/2008/03/chicca_1.html</link>
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         <pubDate>Mon, 03 Mar 2008 11:38:32 +0900</pubDate>
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