2011年01月05日 18:17
保険会社「あいおいニッセイ同和損害保険」など
損保業界が、銀行業界と同じように、大きく3つのグループに再編されたのが昨年の春。東京海上とNKSJとMS&ADです。NKSJは日本興亜と損保ジャパン、MS&ADは三井住友、あいおい、ニッセイ同和のイニシャルから付けたもの。いずれもホールディングス(持株会社)で、その下に複数の会社をブラ下げているわけですが、そのうちのMS&ADの下にある「あいおい損保」と「ニッセイ同和」がひとつになって、またこんな長ったらしい名前になってしまいました。もー、寿限無寿限無~じゃないんだからね。だいぶ前に取り上げたメガバンクの「三菱東京UFJ銀行」なんかと同じです。一緒になるたびに名前を重ねていくというヤツ。
このMS&ADのグループでは、生保会社ももっています(今は損保と生保の垣根の規制がないので、損保グループも生保会社をもてる) 。で、損保の統合にともなって、生保会社も統合されるんですが、その名前が「三井住友海上あいおい生命保険」。こちらも早口コトバにエントリーしたいたいくらいのややこしさです。電話の窓口の人は、受話器をとるたびに、こんな長ったらしい名前を言っているんですかね。ちょっと同情します。同じグループには、もうひとつ「三井住友海上メットライフ生命保険」というのもあります。こっちも長いぞ。でも一体、どこが違うんだ?
他のメガ損保の生保会社も、舌を噛みそうなくらいややこしい。東京海上では、「東京海上日動あんしん生命保険」。NKSJではこの10月から、2つの会社が合併して「NKSJひまわり生命保険」という会社になります。ただNKSJ当事者からすれば、これでも頑張って短くしたんですよ、と言うかもしれません。「損保ジャパンひまわり生命保険」と「日本興亜生命保険」が一緒になったわけで、最大に名前を重ねていくと「日本興亜損保ジャパンひまわり生命保険」となってしまうんですから。さらにいえば「損保ジャパン」というのも、たしか10年近く前に、「安田火災海上保険」と「日産火災海上保険」と「大成火災海上保険」が一緒になってできたもので、その当時の人間からみれば、ずいぶん短くしたとも言えます。
それ以前は、損保業界って、10数社(あるいはもっと?)ありましたよね。それが再編されて半分くらいになり、昨年から3つになったわけです。狭い日本でオーバープレイヤー状態から抜け出し、やっと適正な数になった感じです。でも新たな社名は、まだまだ詰め込み型のネーミングばかりであまり整理されていませんね。特に銀行とか保険会社の場合、やっぱり財閥名や歴史ある名前を消してしまうのはタブーなんでしょう。そりゃ、血統書のように大切したい気持ちもわかるけど、もう少し覚えやすくはできないんでしょうか。できないんですね、やっぱり。
余談ですが、上場会社でいちばん長い名前の会社は、「チャイナボーチー・エンバイロメンタル・ソリューションズ・テクノロジー」という会社。れっきとした東証一部企業で、おもに中国で環境ソリューション事業を行っているようです。
