2010年11月01日 13:43
ラーメン屋「ラーメン二郎」
通常ラーメン屋さんて、最初は評判高くても、どんどん過当競争の中で埋もれてゆくじゃないですか。10年前、20年前に行列を作っていた店に今行くと、その閑散さにしみじみとするほどです。
ところがラーメン二郎だけは、じわじわとウィルスのように伝染して店舗も増えている。この競争が激しい首都圏で。アメリカ軍の大量火力にもひるまず戦線を拡げていったベトコンのように。さらにいわゆるインパイア系や亜流と呼ばれる二郎もどきの店舗も全国津々浦々で拡大の一途。この現象は、かなり特筆すべきものであります。
そうなると気になるのが、本家本元と立証できるように商標はきちんと登録しているんだうか、ってことです。で、調べてみたら、ちゃんとしてありました。商標「ラーメン二郎」。登録番号4652738号、登録日2003年3月14日。そりゃ、これだけ話題になると、本家二郎のカリスマにあやかろうと、同じような店名をつける業者が現れてもおかしくないもんね。そのままでなくても、「ラーメン○二郎」とか「ラーメン二郎○○」といった具合に悪質な類似店名にする場合もあるかもしれません。特に地方だったらバレにくいだろうし。
実際、都内でさえ、勝手に「ラーメン二郎」と名乗って営業していたお店もありました。虎ノ門や神田などに数店舗出していたようです。今、そのお店に行ってみると、看板の文字から「二郎」の部分が消され空白になっていて、笑えます。「ラーメン 虎ノ門店」って具合です。おいおい、ヨソのラーメン屋をパクって店出すくらいの商売っ気があるんなら、看板くらい新しいのにしてくれよ。
さて、二郎という名前は、別に創業者の名前からとっているわけではありません。創業者の方の名前は、山田拓美さん。最初にどこかに店舗を出した何十年か前、エースコックで「ラーメン太郎」というインスタントラーメンがあり、それにあやかって付けたのだとか。ただ当時は「二郎」ではなく「次郎」だったようです。それが三田店舗(今の三田店舗とはちょっと場所が違うが、今や二郎信者たちのエルサレム!)に移った際、お店の看板を発注したら、業者が納品したのがなんと「二郎」となってしまっていた・・・・というウソのようなオチがついています。どうも電話で発注したのが原因らしい。でも海のように心の広い店主が、まぁいいか、と思って今に至っているということです。
ラーメン屋さんじゃなくても、お店で“ジロー”てネーミング、けっこうありますね。「キッチンジロー」という洋食屋さんとか、「スキーショップ・ジロー」とか。たしか喫茶店でも昔から「ジロー」というチェーンがあったような。少なくとも「太郎」とか「一郎」という名前よりは多いと思いますが、なんでなんでしょうか。日本人のファーストネームでは、いちばん店名などに利用されている気がします。
僕はジロリアンでもなく、また一杯2000kcalもあるような山盛りラーメンを食べる体力はもう持ち合わせていないので(あれ食べたら一日一食で十分!)、年にほんの数回、食べるくらい。でも若い女性もけっこう見ますよね。あんなに並んでまで食べるなんて、相当なジロリエンヌなんでしょう。
(後記)
知り合いから聞いたんですが、ラーメン二郎のインスパイア店は、なんとシンガポールにもあるそうです。麺屋しんちゃんというお店で、「新二郎」という品名で提供しているとのこと。
