2010年08月01日 15:12
家電量販店「LABI」
今、デパートというのはごく一部を除いて本当に悲惨です。平日の昼間に行くと「どう見ても客数よりも従業員数のほうが多いだろ」とツッコミたくなってしまうほど。かといって置いてある商品とかディスプレイとか店員のやっていることを見ると、失礼ながら十分な企業努力をしているとは逆立ちしても思えず、あまり同情する気にもなれない。いくらなんでも、あれじゃ売れませんぜ。まぁ、夏の暑さの盛りに、涼みに行くには最適です。立地もいいし、綺麗だし、すいているし。これぞ都会の避暑地ですよ。夏は、海へ山へデパートへ。
と、デパートの悪口を書いてしまいましたが、当然ながら、その避暑地も少しづづ姿を消していますね。都内だけでも、池袋の三越、吉祥寺の伊勢丹など、そして有楽町の西武も今年いっぱい。で、今回は、デパートに入れ替わって都心進出が目立つ電機量販店、池袋三越の跡に入ったLABIについて。都内だと、他にも渋谷とか新宿にもあります。
ヤマダ電機が都会型店舗として進出する際にネーミングされたのが、この「LABI」。都会の若い女性などをターゲットにしてお洒落な店舗にしようと思ったら「ヤマダ電機」じゃなくて、それにふさわしいブランド名を付ける必要があったのは当然ですね。そりゃお洒落に敏感な人は、ヤマダ電機のロゴが入った紙袋をもって、青山や六本木はなかなか歩けませんよ。ヨドバシカメラと書かれた袋も結構、恥ずかしいけど、ヤマダ電機はそれ以上です。そのベタベタな名前、加えてもともと地方の郊外型店から出発しているイメージがあるから、なおさらなんでしょう。たしか群馬県高崎市での創業です。
そういえば今の小売業界の成功企業って、地方創業が多いですね。ユニクロは広島だし、ニトリも北海道。ヤマダ電機は、今言ったように群馬。それがほとんど一代で全国を制し(柳井さんは2代目だけど、ここまで成長させたのは本人)、圧倒的なスケールでナンバー1企業になっている。バブルの頃、これらの企業名を知っていた人は、ほとんどいなかったでしょう。この功績スピードは凄い。草履係の木下藤吉郎が天下を取ったようなもんです。それどころかユニクロなんか、朝鮮出兵に失敗したトップとは違い、アメリカ、ヨーロッパ、中国と今や世界での地位を固めようとしています。ヤマダ電機も、早急にアジアへの出店を計画していることが、ちょっと前、新聞で出ていました。
LABIは都心にありつつも、デパートの跡に入るくらいだから、非常に大型の店舗になっています。もしかしてラビリンス(迷宮)の“ラビ”かとも思ったのですが、もちろんそんなことはなく、「LIFE ABILITY」の略だそう。内装もシャレているし、スペースも広く、あの家電量販店の騒々しさや窮屈さとは無縁。当たり前だけど、ただ新しくネーミングしたのではなく、ちゃんと店舗コンセプトを考えての結果なのがわかります。
でもなぁ・・・当初の想定していた客層とは違うカタチになるかもしれないなぁ・・・と最近は思っていますね。ほら、最近は中国人の来日&買物パワーがすごいじゃないですか。おまけに、先日、中国人の観光ビザの条件を緩和したから、ますます彼らが大量におしかけてくるはず。彼らにとっては、ヤマダ電機だろうがLABIだろうが、どっちでもいいことなんでしょうね。
あと池袋のLABIは、正式には「LABI1 日本総本店」なんていう、仰々しくて恥ずかしい名前になっています。ここらへんのセンスが、失礼ながらやっぱり田舎企業なんだなと思ったりします。
名前隠して、ナントカ隠せず・・・かな。
LABIホームページhttp://www.yamadalabi.com/
