2010年01月15日 16:35
電気自動車「リーフ」
昨年の2009年は、前年のリーマンショックに続いて世界的に不況の嵐が吹きまくったと記憶する人が多いでしょう。でも意外にも、株価を見れば、ここ何年かでは一番の上昇相場だったんです。中国やインドの株価指数なんて年始に比べて7割以上もアップしたし、出遅れが鮮明の日本株も20%近く上がった。ゴキブリが鍋底を這うような低金利がずっと続いている預金などから見れば、異次元的な効率の高さだったと言えます。まぁ、株価というのは将来に対する期待やリスクを売買するものなので、実体経済よりも半年くらいは先行すると言われている。ということは、今年は実体経済が飛躍的に良くなるのか?
特に大型株(時価総額の大きい企業)の上昇が目立ちますね。普通、こういった株は重くて大きく動かないもんなんだけど。日産自動車なんて年始に比べて2.5倍、2月の安値から見れば3倍になっている。「ああ、あのとき買っておけば今頃は…」というタラレバ定食の妄想で、胸がいっぱいになってしまいます。
投資家の日産への期待値は理由はいくつかあるけれど、1つには今年2010年中に、日本のみならずアメリカなどでもかなり大々的に電気自動車を販売することでしょう。これ、もしかしてゴーン日産になってから、初めての画期的な成長戦略を示したものじゃないでしょうか。(きちんと見ているわけじゃないので、適当なコト言っていたらゴメンよ。)
日産のトップとして就任するいなや、倒産寸前の会社を瞬く間に立て直し、ゴーン神話とか呼ばれたけれど、彼が実績を発揮したのはあくまでリストラであって、成長性ではない。だいたい外資系企業の経営者は大胆なリストラは上手だけれど、それに比べると中・長期的な成長戦略を描くことに乏しい印象がある。医学でいえば西洋医学と東洋医学の違いでしょうか。患部にメスを入れ除去すれば、短期的な回復は目覚ましい。しかし体のメカニズムそのものを長年にわたって変えてゆくことはできない。その証拠に、環境車と小型自動車の時代になることを読むことができず、何の手も打たなかったため、トヨタやホンダに大きく遅れをとることになってしまった。毎月発表される自動車の国内販売ベスト10でも、ここ何年も日産車なんてほとんど見た記憶がありません。
話がちょっと外れてしまいましたが、その日産の電気自動車のネーミングが「リーフ」(Leaf)。つまり「葉っぱ」。エコだから「リーフ」とは、これはまたあまりにも安直なネーミングというのが一般大衆的な感想では? ま、わかりやすいと言えばわかりやすい。といっても、ど真ん中の剛速球というよりは、ただの棒玉という印象に近い。あと悪意をもって言わせてもらうと、先進感を感じません。なんか、ロハス的というか、今さら身の回りのモノを捨てて、ついでにクルマもやめて(笑)、大自然の生活を取り戻しましょうって感じです。葉っぱなだけに薄っぺらな印象を受けるし、数百万円を出す商品にこのネーミングは果たしていいのか、疑問をもってしまいます。
環境型自動車でいえば、遅ればせながらGMもシボレーで「ボルト」というハイブリッド車を出します。電気を使うから「ボルト」って、それじゃいくらなんでもあんまりじゃ・・・。まったくアメリカ人の単細胞さはスゴイ。ちなみにトヨタの「プリウス」は、「~に先駆けて」というラテン語。「~に後追いして」の意味を持つコトバは何ていうんでしょうか。どうせならそれをネーミングにすればよかったのにと、一度破綻したGMの幹部に皮肉を込めて言ってやりたいです。
日産Leafオフィシャルサイト http://www.nissan-zeroemission.com/JP/LEAF/
