2009年11月03日 18:00
ファミリーレストラン「すかいらーく」
ついに日本の町から見えなくなってしまいました。ヒバリという鳥の名を元にしたファミレスの看板。もう飛べるどころか、絶滅してしまったわけです。最後の1店舗が閉店したというニュースが先日、ありました。
デニーズと並んで、昔からのファミレスの代表ブランドだっただけに、ちょっと寂しさを感じます。デニーズがアメリカの商標を使ったお店に対して、こちらは日本オリジナルのネーミングをしたお店。そのせいもあるかもしれません。外食はマクドナルド、サイゼリヤ、餃子の王将など、一部に客が集中していて、その他はなかなか難しい時代。店舗としてのすかいらーく消滅は、そんな時代の象徴的な出来事ですね。
といっても、会社名としてのすかいらーくはあるわけで、ガストやジョナサン、バーミヤン、小僧寿しなんかも傘下に収めている一大外食企業として君臨しています。まぁ、いったん上場廃止にし経営改革を進めようとしてきたにもかかわらず、その後、創業者一族の社長が解任されたりとか、ゴタゴタしていたようですが。
「すかいらーく」という言葉のイメージからは、僕は、郊外、青空、ニュータウン、昭和40年代、高度成長、アメリカンタイプといったイメージが浮かぶ。もともと1号店ができた場所が「ひばりが丘」という地名だったので、その「ひばり」を英語にしたらしい。なぜ平仮名表記にしたのかはわかりません。でも当時の時代に合っていたのかなと思います。昭和40年代は、まだまだアメリカ文化を輸入して日本化していた時代ですね。英語を平仮名にしたネーミングは、他にもけっこうあります。「ららぽーと」とか。
それに比べ最近はどちらかというと、日本語をアルファベット表記する傾向のほうが目につく。ジャンルは全然違うけれど「TSUBAKI」などが代表例かな。日本発のブランドを世界に輸出していく時代だからかもしれません。
ついでに言うと「すかいらーく」を業態転換した同社の「ガスト」は、スペイン語で“GUSTO”=おいしいという意味。同じ企業グループの「ジョナサン」は、単純にアメリカでポピュラーな男の名前を付けようという意図でネーミングされて、まぁ日本でいえば「太郎」とかいうようなものだそうです。
すかいらーくグループ ホーム http://www.skylark.co.jp/
