2009年10月13日 17:28
雑誌「紙の爆弾」
有名雑誌が次々と廃刊に追い込まれていて、雑誌業界は本当に大変そうです。今どき大変じゃない業界を探すのが難しい時代だけど、特にそうだと感じる。不景気だとか広告不況とか言う前に、情報のネット化という根本要因がある以上、この流れはとまらないだろうというのは、空気が読めない小学生だって、漢字が読めない元総理だって、読めるでしょう。
だってわざわざ買いおきしたいという雑誌がないもんね、というのが正直なところなんだけど、その僕が本屋で思わず手に取ってしまったのが、この「紙の爆弾」。なんたって“爆弾”ですよ、“爆弾”。この平和な国で、ちょっと胸騒ぎがしてしまったわけです。こういったコケ脅し的な大げさなネーミングは、あまり好きなほうじゃないけど、ここまでくると気になってしまったというところでしょう。本屋さんという静かな場所のせいもあると思う。バラエティタレントがバカ騒ぎしている(失礼!)テレビの中で、「安さ爆発」と正面切って叫ぶCMは何のインパクトもないけれど、本屋さんの片隅でひっそりと背中を見せてたたずむ「紙の爆弾」には、目が行ってしまった次第です。
中身はアングラ・ジャーナリズムといったらいいのでしょうか。「死滅したジャーナリズムを越えて、<スキャンダリズム>の旗を掲げ愚直に巨悪とタブーに挑む」という挑戦的な標榜をかかげている。調べたら2005年から発刊しているんですね。僕は今まで全然知りませんでした。鹿砦社という出版社から出ています。
イメージ的に近いものといえば、以前、「噂の真相」というのがあったっけ。これも思わず読みたくなるようなタイトルでした。“北風と太陽”の寓話でいえば、「紙の爆弾」が北風型で、「噂の真相」が太陽型のネーミングですね。でもずいぶん前に無くなってしまったなぁ。岡留編集長、お元気ですか。
この紙の爆弾、大手の広告クライアントは獲得できないでしょう。絶対にメジャーにはなれないぶん、予算的には大変でしょう。でもなくならないでほしいなぁ。まぁ、出版でダメならネットという手段もあるし。・・・と思ったら、既に「デジタル紙の爆弾」という名前でサイトもありました。やっぱり!!とうなづきました。
紙の爆弾 http://www.rokusaisha.com/
デジタル紙の爆弾 http://kamibaku.com/modules/weblog/
