2009年09月16日 17:14
梨「二十世紀」
先日、ウチに親族から梨が届きまして。で、子供の頃から不思議に思っていたネーミングを思い出した次第。「二十世紀」という梨のことです。
果物と時代名、これ、どう考えても異質な組み合わせでしょう。遠い古来の時代名なら食べ物としてのロマンやシズル感を掻き立てるかもしれないけど、現代名(僕の子供時代は当然、20世紀最中)だし、あまりに“まんま”じゃないか。しかも工業製品に付けるようなネーミングだなぁ。当時の子供時代の気持ちを、大人になった今、代弁するとそんな感じでしょうか。いずれにしても果物としては、かなりアバンギャルドなネーミングだったと思います。
というわけで、何十年も経って調べてみた。名付けられたのは1898年。来たるべき20世紀の代表的な果物となるよう願いを込めてネーミンクされたらしい。20世紀後半にできた会社に、よくナントカ21というのがあるけれど、それと同じですね。不動産会社ではセンチュリー21なんていう、“21世紀”そのものズバリのネーミングもあります。(ちなみに、あと数十年すると今度はナントカ22という企業名が出てくるんでしょうか)。
この梨はもともとは未来に向かって付けられたワケだけど、ノストラダムスの予言をあざ笑って軽く21世紀になった今では、懐かしい響きになってしまった。前述したように、古くなったぶん、食べ物としてのシズル感もアップしてきたような気がします。昭和の駄菓子を見るような感覚かな。100年後、200年後にはなれば、どんどん昔々からの果物というイメージになっていくんでしょう。
子供の頃、もうひとつ果物で不思議だったネーミングがある。それは「グレープフルーツ」。直訳すると、“ぶどう果物”。なんでこれがぶどうなんだろう、と思ったことはありませんか。僕は「全然別物じゃないか!?」と思っていました。今でもときどき思います。グレープと呼ぶには、あまりにも違和感がありすぎる。同じような名前でも全然違う。工藤静香と亀井静香くらい違う。でもこれ、海外でもグレープフルーツというんですね。ぶどうのように木になるからだそうです。海外の人は違和感をもたなかったんでしょうか。ちょっと聞いてみたいことです。
