2009年04月25日 19:30
飲料「ポカリスエット」
外国に行ってヘンテコな日本語にときどき会うように、日本にも外国人から見るとヘンテコなネーミングはある。和製英語がこれだけ溢れていれば、当然なんですけどね。たとえば飲料の「ポカリスエット」。POCARI SWEATと書かれた商品を見て、外国の人たちはかなりギョッとする。SWEATというのは「汗」のことだから、そんなもの口に入れる気にはなれん!というわけですね。もともとネーミングで意図したのは「汗の後に」とか「汗の水分補給に」ということだったんだろうけれど、そんな説明がなくただ「SWEAT」としたものだから、気味の悪い飲み物に見えてしまった。風呂になかなか入らないフランス人でも、そりゃ口に入れたくないでしょう。
上のPOCARI=ポカリというのは、誰かに頭を叩かれる音。というのはもちろんウソで、特に意味はないそうな。「語感の軽い明るい響きをもつものとして付けただけ」とホームページにも記してある。それにしてはこんなコトバ、よく作ったなぁと思います。「軽い明るい響きのコトバ」をつけようと頭の中でひねくりだしていっても、「ポカリ」なんていうコトバはなかなか引き出せることじゃないと思うのだけれど・・・。何かの偶然があったのかもしれませんね。制作者がたまたま読んでいた漫画の中に、頭をゲンコツで叩かれるシーンがあったとか。「軽い」から連想して「浮かぶ」→「プカリ」→「ポカリ」に変えたとか。いずれにしてもこちらも外国人にとっては意味不明で、実に不思議なネーミングになった気がします。ついでに言うと競合商品の「アクエリアス」は水瓶座のことで、こちらはよくも悪くもまぁ素直なネーミングになっています。
ポカリスエットって、発売当時から、テニスなどスポーツ大会のスポンサーをしていた記憶がありますね。ジョン・マッケンローが(たぶんセイコー・テニス大会で)試合の合間に飲んでいたことがやけに印象に残っています。いくらスポンサーとはいえ、マッケンローは汗と書かれた飲み物に抵抗は示さなかったんですかね。あとローリング・ストーンズの日本公演時の冠もそうでした。ミックよ、キースよ、バックステージでいっぱい用意されていただろうけれど、ちゃんと飲んでみたかい?
個人的な話をすると、僕にとってはスポーツ飲料というより、深酒をした翌朝の飲み物ですね。♪「お酒を飲んだ翌朝はカゴメトマトジュース~(古過ぎる?)じゃなくて、ポカリスエット~」なのです。朝、フラフラでカラカラの体を冷蔵庫まで引きずって一気に口に入れると、体に吸い込まれていくようなあの感覚はけっこうたまりません。
大塚製薬ポカリスエット http://www.otsuka.co.jp/product/pocarisweat/
