2008年12月20日 14:21
オフィス用品ネット通販「アスクル」
「商品を頼んだらいつ来るの?」「明日来る!」。というわけで「アスクル」。字面だけを見ると、欧米語から来たようなネーミングだけど(しかもASKULなんていうスペルだし)、実はベタベタのヤマトコトバなのですね。明日はヒノキになろう、明日はなろう、という気持ちをもって育つ木だから「あすなろ」という名前の木なんだよ、というのを中学の教科書(確か井上靖の物語)で習ったことを思いだします。こちらは、その気持ちをもつことが大切なんだという教訓で、明日どころか永遠にヒノキになれないのだけれど、アスクルはちゃんとやって来るらしい。僕の好きなネーミングのひとつです。ちなみに「明日やろう」「明日やろう」と仕事を先延ばしにしてしまう人間を「あすやろ」といいます。今、思いつきました。僕もときどき、そうです。
そういえばPHSで「アステル」なんていう会社もあった。たしか“明日の電話”という意味も込めていたはず。一時はかなり派手にCMもやっていた。しかし会社の明日がなくなってしまい、世の中から消えてしまいしました。でもアスクルは今後も成長してゆくんでしょうね。
もう日常的な買物も、どんどんネット時代になってゆくのは間違いない。先日も住友商事がネット専用のスーパーを立ち上げるというニュースを読んだ。午前中に頼むとその日の午後に配達してくれるらしい。明日来るどころか、午後来るという素早さです。配達料金も一定金額以上の買物をすれば無料。以前から西友などがネットスーパーを手がけてはいたけれど、ネット専業というのはたぶん初めてだと思います。
今後はあらゆるものをネットで買う時代になっていくでしょう。アメリカンローカルのサブライム問題という言葉が、世界金融恐慌という言葉にバージョンアップされた今、この傾向は加速していくでしょう。なんてたって安いしポイントも貯まる。出歩く手間もなく、パソコンの前だけでいろいろと商品も見比べられる。高齢化社会の進行が、さらに後押しするはず。近いうちに、世界中の現地でしか買えないようなレアなモノも、手軽に日本語サイトで買えるようになると思います。
一方、リアル店舗の代表の百貨店なんかは、売上げ数字を見ても、本当に悲惨なことになっている。そのうちショールーム化してしまう、つまり商品を見るだけの場になってしまい、注文はネットでという時代になるかもしれません。リアル店舗の経営者たちは、このままだと明日は来るのだろうか、なんて不安になっているんじゃないでしょうか。
(後日談)
その後、楽天にも「あす楽」というサービスがあることを知りました。昼までに頼めば最短で翌日中に配送してくれるというもので、まぁ、アスクルと同じ意図のネーミングですね。
アスクル公式ページ http://www.askul.co.jp/
