2008年11月20日 17:44
カレー「バーモントカレー」「ククレカレー」など
以前、カレーのことを書いた後、いろいろと思い出したネーミングについて。
カレーといえば、コレでしょ!というくらい当たり前のハウス「バーモントカレー」。昔からおウチのカレーといえば、ほとんどこの商品を使ったものだと思う。そこに一味工夫することで、わが家独自の味になっていった。カレーって家庭料理なんですね。肉じゃがなんかよりももっとオフクロの味だと思います。で、これだけ日本人の骨や肉に貢献した商品なのに「バーモント」って何なのよ?と聞かれて答えられる人はどのくらいいるのだろうか。
バーモントというのは、アメリカのバーモント州のこと。バーモント州というのは、ジミーな州ですが、バーモント健康法というのがあって、それはリンゴ酢とハチミツを混ぜた飲み物を飲むことだったそうです。若き日の西城秀樹が ♪リンゴとハチミツぅ、とろ~り溶けてるぅ~と歌っていたアレです。西城秀樹が60歳になったら、ぜひもう一度CMに出演を願いたい。そして最後の一言にこう叫んでほしい。「ヒデキ、還暦!」。
もうひとつハウスのレトルトカレーで代表的なものは、「ククレカレー」。大塚の「ボンカレー」に日本最初のインスタントカレーを発売されてしまい、カレーの本元(?)のプライドをかけて後追いした。こちらは「cookless」=クックレス、つまり料理要らずという言葉の略。何十年も前の商品なのに、ネーミングはずいぶん今っぽいなぁと感じます。「Check it」を「チェキ」と言うのと同じですね。ケララカレーという、インドの地方の名前からとったカレーがありますが、それと似ていて語感もひっかかりがあっていいです。
商品名は覚えてないけど、キャッチコピーは覚えているというのが「インド人もビックリ!」とオジさんが言っていたヤツ。なんという単純さ! なんというおバカちゃんさ! なんという根拠の無さ! この商品名は「特性ヱスビー(S&B)カレー」。こんなバカバカしいフレーズが通用した昔は、本当に素敵な時代だったんだなぁと身にしみます。他にも「ハヤシもあるでよ」とか「おせちもいいけどカレーもね」とか、カレーのCMって昔は、今の流行語大賞の総本山のような存在だったんですね。
それにしても、これだけ国民食ともいえるようなカレーなのに、不思議とご当地カレー的なネーミング商品は少ないのが不思議だ。ラーメンだと代表的なのは札幌、博多、東京、さらに細分化していくと熊本、旭川、和歌山、喜多方、尾道、高山、八王子などなど、どんどん出てくるのに、なぜカレーにはそういったものがないのか。・・・と思って調べてみたら、ひとつありました、「奥美濃カレー」というのが。でもこれご当地のレストランで食べさせているもので、スーパーで売られているような商品にはなっていないようです。そういった現状を考えると、カレーにはまだまだ成熟してゆく余地がありそうな気がします。
ハウス「バーモントカレー」 http://housefoods.jp/products/catalog/cat_1,1020,1021,1019.html
ハウス「ククレカレー」 http://housefoods.jp/products/catalog/cat_1,1020,1059,1091.html
奥美濃カレー http://www.okuminocurry.com/
