ウェブサイト「あらたにす」
今、テレビを見る時間とパソコンを見る時間、どちらが多いかと言ったら、僕の場合、圧倒的に後者になる。もちろん仕事時間を入れずに、プライベートの時間だけの話だ。毎日のニュースでさえほとんどパソコンで知る、パソコンで映像を見る。テレビなんて1週間に数時間も見るかどうか。おかげで最近のお笑い芸人やタレントの名前を知らなくて、大恥をかくけれど、まぁ、そんなことはどうだっていい(と一人勝手に思いこんでいる)。
では新聞は読むかと言うと、僕の場合、実はよく読んでいるんです。日経なんてもう、除菌室の清掃人のようにスミズミまで目をこらします。ただふと、いつまでリアルな新聞を読むんだろうかと思うときもある。ネットでも同じ記事を配信しているから、そのうちネットで読むようになるかもしれない。アップルの「i-phone」が発売されるなど、今後、携帯がどんどんPC化してどこでも読めるようになると、そうなるかもしれないかなぁ、なんて感じています。
今、マスメディアはネットの発達で相当な危機感をもっている。そのため、いろんな手を打ってもいる。新聞でいえば、読売、朝日、日経が合同で「あらたにす」というサイトを立ち上げたこともその表れだと思う。これは3紙の記事を読み比べできるサイトで、かなり画期的なことだ。もう自分トコの利益ばかり考えるのではなく、業界全体が協力して盛り上げていかなければいけないと考えたからだろう。
「あらたにす」というのは、“新しくする”という意味の古語だという。ロゴは「新s」となっている。New+sで、ニュースということですね。「あらたにす」という響きが、とても誠実で新聞らしくて、いいネーミングだと思います。ウェブサイトのネーミングに、あえてこういった万葉的なというか、古風なトーンをもってきたことは新鮮な気がします。
新聞は“インテリが作ってヤクザが売る”といわれたくらい、自分のところの購読者を増やすためにエゲつないことをしていた。僕なんか、最初に一人暮らしを始めたとき、夜、突然訪れる販売拡張員の人が本当に怖かった。そう考えると、ずいぶん健全でオープンな時代になったもんだなぁ、と思います。ネットの発達のおかげかな。
読売も新聞だけじゃなく、野球のほうでも、こういった共同体意識でやってもらえればいいのにと思う。今までさんざん自分のチームにだけ都合のいいようにドラフトやFAを制度化したけれど、さすがにもうそんな時代じゃないことはわかっているはずだ。これだけメジャーリーグが身近になった今「巨人にしか入らない」なんていう田舎者のドラフト候補生もいないし、巨人戦と晩酌が毎日の楽しみという昭和のお父さん類も絶滅に近づいている。野球界もちゃんと連携して「あらたにす」してほしいものです。ま、パリーグは合同のマーケティング組織を立ち上げるなど、既にやっているけどね。
あらたにす http://allatanys.jp/