地下鉄「大江戸線」
タクシーが値上がりしてから、確実に乗る頻度が減った。都心の移動ではその値段と渋滞、さらに場合によっては運転手の傲慢な態度でイライラ指数が上がるより、電車に乗るほうがはるかに健全だ。イギリスは地下鉄の初乗り料金が日本円換算で何と1000円もするらしいが、その点、日本の地下鉄の料金ははるかに良心的だ。ひと駅跨ぐだけで1000円なんて言ったら、 野口英世さんだって怒りますよ。
東京の地下鉄のネーミングでは、都営線の「大江戸線」が、ちょっと異色ですね。たしか全線開通したのが7~8年前。それにあたってネーミングを公募した。最初は正式名称が「東京環状線」で、愛称が「ゆめもぐら」となっていた。それが最終的に石原都知事が異議を唱え、結局「大江戸線」になった。・・・なんて話、もうみんな忘れてしまっているだろうなぁ。なんで「大江戸線」かというと、沿線の環状部分が昔の江戸の範囲を囲むように走っているからだそうです。大江戸といっても、今の23区に比べればずいぶん小さかったんですね。
「大江戸線」もいいけど、「ゆめもぐら」というネーミングにしていたら、どこまで根づいたのかちょっと興味がある。こういった愛称=ペットネーミング化する試みはいいことだったと思うし、これからもどんどん出てくるだろう。公共施設なんかは特にそう。何より人々が愛着をもつし、そのぶん浸透しやすい。実際、東京の海沿いを走る「ゆりかもめ」はすっかり定着した。「東京臨海新交通臨海線」なんて正式名称、誰も知らないし、「臨海線」という言葉さえもほとんどの人は使ってないはずだ。
幻となったネーミングでは、「E電」なんてのもありましたね。国鉄が民営化されたとき、JR東日本が愛称にしようと意図したネーミングでした。大々的に発表されたのだけれど、結局、人々がついていかなかった。当時のキャンペーン費用はかなりの金額だったと思う。今では壮大な失敗例の見本となってしまっている。
地下鉄「大江戸線」 http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/timetable/index.html