資生堂「TSUBAKI」
昨年からタレントを何人も使うと同時に、大量出稿したCMで大ヒットを記録しているシャンプー。一説によると広告費はローンチ時だけで50億円とか。
もともとシャンプー市場というのは、もっとも激戦度の高いカテゴリーのひとつで、いちばん売れている商品でもシェアは10%前後しかない。現在ではこの「TSUBAKI」、花王の「アジエンス」、ユニリーバの「ラックス」が御三家だ。
表現コンセプトに関しては、「ラックス」はハリウッド女優を使った“ハリウッド・ビューティ”。アジエンスは、“アジアン・ビューティ”。とくれば、あとのポジショニングは“ジャパニーズ・ビューティ”しかないわけで、キャッチフレーズも“日本の女性は美しい”。資生堂は日本を代表する、世界のブランドでもあるし。
そうなればネーミングも当然、日本語的な響きを求められたと推測する。
で、付けられた名前が「TSUBAKI」。「椿オイル」が配合されていたり、もともと資生堂のマークが「椿」だったり、「花椿」という冊子を出していたりで、資生堂の申し子のようなネーミングである。
ところで最近、こういった“普通にある日本語をアルファベットにしました”的なネーミングが多いことに気づく。日本語で表示するには、あまりにも棒球で引っかかりがないのと、デザイン的にも重くなりすぎてしまうせいだと思う。
資生堂「TSUBAKI」http://www.shiseido.co.jp/tsubaki/