ネーミング次郎のネーミングコラム

ハリケーン「カトリーナ」

だいたい台風に、こんなネーミングをしてしまうことがよくわからない。しかも災害をもたらすものなのに、「カトリーナ」なんて美しい女性をイメージしてしまうような名前。単純に1号とか2号でいいんじゃないの? 大多数の日本人はそう思う。あるいは機械的に地域名をつけるとか。日本だと「伊勢湾台風」みたいに。
そういえば以前、外資系(アメリカ系)の広告代理店で打合せをするとき、会議室にもそれぞれユニークな名前が付いていて驚いたことがある。普通は、3Aとか501とか単純な数字だけがほとんどだ。面白いとは思うが、正直、日本人にはこういった感覚はなかなかなじみにくい。
「カトリーナ」は、連日、マスコミが大々的にとりあげるほどの被害になった。そこでちょっと考えたことがある。アメリカにいるであろう同名の女性たちのことだ。たぶんある一定数はいるはずだ。突然、自分の名前が、多くの人を苦しめた台風の名前になってしまったら、当人たちはどう思うだろうか。「カトリーナによる被害が拡大しています・・・」なんていうニュースが流れると、彼女たちは自分の名前だけでなく、自分自身までさも同類の悪者になってしまったような、いたたまれない気持ちにはならないのだろうか。昔、日本で「トルコ風呂」という名前とその意味を知った、トルコ人の青年のように。
もうひとついえばどうやって「カトリーナ」なんて名前を決めるのか、その過程がよくわからない。誰が発案し、誰が最終的に決断をするんだろう。いくつかの候補(があると思う)の中から、何を基準に決定されるのだろう。アメリカ中を大騒ぎにするものだから、やはりネーミングを決める会議とかあるのかなぁ。

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