ネーミング次郎のネーミングコラム

背中掻き棒「孫の手」

今の若い人たちは知っているだろうか。自分の背中が痒いときに掻く、木でできたやつ。掻くところが、人間の手に形どってある。昔の家には、大体あった。一体、誰が付けた名前知らないが、「孫の手」という名前は、とても上手いと思う。ありがたみを感じるし、なによりもシズル感がある。実際は、背中が痒くなる人というのは、孫がいるおばあちゃんだけじゃないし、30代の女性だって、20代の人だって入る。孫がいてもいなくても「孫の手」なのだ。手の大きさもまるで、孫の手のように小さくて可愛い。
と書いて、他の商品で似たような視点で作ったものはないかと考えてみる。
・・・キリンの「午後の紅茶」などは割と近いかもしれない。実際は、朝にも夜にも飲むわけで、徹夜しているときなどは「夜明けの紅茶」にもなる。しかし「午後の」と言ったところに、おいしそうで、優雅なイメージを植えつけた。
あとは、メーカーは忘れたけど、昔、お菓子で「お百姓さんのアルバイト」というのがあった。これもとっても上手いと思う。嘘だとわかっていても、とってもありがたみを感じませんか。

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